幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

新しいアイデア

「新しいアイデアを試せ」と天使が言う


それはいまの自分には馴染みがない考え方


よそよそしいもの


普段、考えるお決まりの思考回路

それが自分の行動を決めている

自分自身のありかた、これから向かう行き先を決めている


いまの思考回路を必要なもの、もう要らないもの、見直しをして

グレードアップしなければならないようだ


新しいアイデア


それはとても不可能に思えたりする

それは勇気が要る冒険だったりする

それは自分自身が取り入れたことのない、まるで他人のような考え方だったり


すごくハードルが高い考え方だったりする


いつもの自分の思考回路は「安全」で「逃げ場」になるが、それによって、状況はいつも変わらない


いつもの自分と同じ考え方をしていては

変化も自分自身の成長もバージョンアップもない


バージョンアップこそ、私たちがここに生まれてきた目的と理由


とても勇気がいるように思えるが

そのよそよそしいアイデアを自分のものにしようと心に決めれば


それは自分のものに変わっていく

そのとき、もう「よそよそしさ」はない


新しいアイデアに従い、導かれ、強く成長した自分がそこにいるだろう


新しいものをどんどん取り入れて

私たちはどんどん変わり

輝かしく成長していく

競争する心

この世界で何かをしよう


そう思ったとき


なぜ競争をしたがるのだろう?


なぜ、隣のだれかと競り合うの?


なぜ一番じゃなければいけないんだろう?


なぜ「勝たなければ」ならないのだろう?


つい、「競う」ことにこだわってしまう


一番、優れていなければならない

そんな窮屈な考えに縛られ

エゴに取りつかれ

自分を追い立て

他人との間に亀裂を生じさせる


楽しいはずのことも苦しみになる


こんな価値観にずっと縛られてきたのだ


「負ける」のが悔しくなる


「一番」と評価されること


すべてのひとに評価されること


それを常に目標にしていれば、窮屈で孤独なだけだ


何かに取り組むのに「一番」じゃなくていいのだ


大切なのは

自分の取り組んだこと、施したことが誰かの力になること


誰かのエネルギーになること


万人に評価されなくていい


たとえ

一人でも、二人でも

自分が作ったものを見て

自分が施したことを受けて

幸せと安らぎを感じてもらえて

エネルギーを得てもらえるなら

それで自分は「完璧なしごと」をしたことになる


一番じゃなくていい


たとえ、すべての人に受け入れてもらえなくても


そんなことはまったく

問題ではない


そうでなくても

ちゃんと、誰かを幸せにできるのだということ


それだけで、じゅうぶん完璧に役割を果たせるのだということ


ただ、心をこめて

目の前の誰かに、自分の持てる力を捧げることだけ

「競う」という不毛な苦しみを捨て

この世界へ向けて、自分の真心と情熱を放つ


誰かのエネルギーになればいい


誰かの勇気になればいい


誰かの明日への力になればいい


それでいい


それが、いま、ここに自分がいる意味


自分の役割

逃げずに

真摯に向き合い、取り組もうとすることは

必ず解決に至る


片付けなければならないこと


脇に置いていた課題


それが何であっても

取り組もうと心に決めて

向き合い始めれば

必ず実を結ぶ


たとえ時間がかかったとしても


取り組む前は

面倒に感じる

嫌だなあと思う


取っつきにくくて

それでいつもあとまわし


でも、日常の小さなことでも

よし、向き合うと決めて、動いて、取り組んでみる

取り組み始めると

不思議に力がどんどんみなぎってきて

なんだか楽しくなってきたりして

気が付いたら

片付いていたりする

解決していたりする


以外にもあっという間に


取り組む前の悶々と費やした長い時間に比べ

取り組みさえすれば

スルスルと事が運んでいったりする


取り組む前に

あんなに嫌だなあと思っていたのだけれど

取り組み終わって、片付いたら、とても気分が晴れ晴れとするのだ


なんだ、と拍子抜けしたりして


なんだか、嬉しくて


『これは小さなことにも大きなことにも言えることだよ』

と神様の言葉が聴こえてきた


解決できないでいるのは

向き合おうとしないから


そうか、出来るかもしれない


考えすぎて、問題が大きく見えていたのかもしれない


恐れだけが膨らんでいただけなのかもしれない


心が軽くなった