時代の空気が変わってきている
もっとやわらかく
ゆるやかで
やさしい方向に
「恐れなくてもいい」
「ゆっくりでいい」
「ありのままでいい」
そんな言葉が多く交わされることが増えてきた
それでも私たちは
身についてしまった重くて堅苦しい習慣を捨てきれずに
行動したり
考えたりするものだ
あいかわらず
恐れたり
急いだり
ジタバタしたり
無理をしたり
ギフトを受け取ることに罪悪感を感じたり
ゆったりとリラックスをすることさえ
「そうしなければ」と力みが入る
それは
私たちが
とてもとても長いあいだ
何かに追われ
何かを求め
休むことも許されなくて
不安や恐怖にあおられて
生き抜いてきたからなのだ
このままの自分でいたり
周りに合わせず自分のペースを保っていては
周りに置いていかれたり
抗えない流れに振り落とされそうになる
自分に無理を強いて
時代の流れにのったり
周りに合わせていかないと
心身の安全が確保されないという得体のしれない思い込みに支配され続けてきた
何かが奪われる恐怖や焦り
急がなければ
何か手を打たなければ
動かなければ
という不安に取りつかれ
不足感にかられて
疲弊しながら
毎日を懸命に歩き続けてきたのだ
だけどほんとうは
私たちは
自分が思ってるより
もっとゆるやかでいいのだ
そして
充分に持つべきものを持っている
もっとペースをおとして
もっと流れに身をゆだねて
もっと身体を休めて
もっと心の重荷を下ろして
もっと自分や世界を信じて
もっとおだやかに
もっとくつろいで
毎日を生きていい
「休んでいいよ」
「ゆっくりでいいよ」
そう言われているのに
それを自分に許すことができないのが
今の私たちだ
ゆっくりと
この新しい考え方を
自分自身に落とし込んでいけばいい
長いあいだ
重く暗く心にのしかかっていた
生き抜くための心の指針や規律は
ゆっくりと溶いていけばいい
うまくできなくていい
すぐに変われなくてもいいから
もっと宇宙の采配に身を任せていい
もっと
ゆるんで
そちらに向かっていけばいい
そうすることで
私たちは本来あるべき
健やかで生き生きしたエネルギーを取り戻すことができる
重荷や縛りを解いて
自由になっていこう
もっと健やかに
もっと明るく
もっと軽く変わっていける
もっと
やわらかく、しなやかに