幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

尊ぶべきこと

特に大きなことが出来ていなくても


特に誰かに、何かに大きな影響を与えたりすることが出来ていないのだとしても


毎日、一生懸命生きている自分は尊い


たとえ、そんな自分が小さく、つまらなく思えたとしても

毎日一生懸命生きる自分


しなければならない日課をこなして

後ろ向きになりたくなるときも

投げ出したくなる日もある

だけど、そのたびに

一生懸命、奮い起ち、顔をあげ、前へ行こうとする自分

前へ行かなければならないと奮い起つ自分


誰かのためだったり

自分自身のためだったり

人さまざま

いろいろな思いを抱えながら、そんなふうに一つ一つのことを

毎日を繰り返し

やり遂げていく自分こそ

尊ぶべきだ


今日も頑張っている自分


たとえ、小さく思えても

決して小さくなどない


ああ、全然ダメだなあ…、なんて思わずに


もし、自分自身を見下していたら

自分自身をぞんざいに扱っていたら

謝ろう、自分自身に


自分自身に対する思いを改めよう


尊ぶべきだ、この自分を


誰もがこの自分自身を尊ぶべきだ


小さなことをコツコツこなし

ときに間違いをおかせば、それを改め

躓いたら

気持ちを立て直し

ひたむきに生きる自分

小さな喜び、小さな達成感を積み重ね

一歩一歩一つの道を辿っていく


それは、大きな山の道へとなっていく

気がつけば、高く大きな山の頂きに到着できている


自分のこれまでの忍耐強さを認めよう

自分のこれまでの力を認めよう

自分が持つ力の大きさを知ろう


私たちは決して小さな存在ではない

君との時間

昨年の立春の日


日差しがいつになくキラキラときらめいていた

新しい季節が到来するかのような明るい陽光のなか、職場へと車を走らせた


休日

向かう先には君がいる

休日出勤なのに苦になるどころか心が踊っている

いつもより人も少ないから

話をするチャンスだってあるかもしれない

キラキラと輝く日差しに心は踊っていた


職場へ着くと、いつものように席に着いている君の姿がある

それだけで嬉しかった

普段、君とは言葉を殆ど交わさない


交わせない


それでも

言葉もなく、静かにそこにいる君との空気には、なぜか心地よいものがあるのが不思議だった

何も波風が生まれない空気のような一体感

君のそばでは、余計なエネルギーは感じなかった


時折、他人に対して感じてしまう、力を奪われたりするような緊張、または高ぶったりするような感情はそこには生まれない

取り繕う必要もない

「他人」なはずなのに不思議な感覚だった


君との間に生まれる空気はすごく透明な「静寂」


なぜそう感じるのか、後からわかった


席をたち、こちらに歩いてきた君が

挨拶をしながら静かに柔らかい笑みを見せた


温かな人柄を滲ませるようなさりげない微笑み

それを見て、小さく心を打たれる自分に気づく


なぜ、この人は

この自分にそんな優しい微笑みを見せてくれるのだろう

無意識な仕草なのかもしれないけれど

柔らかで優しい暖かい贈り物を受け取ったような気持ちになる


言葉を交わさなくても

なぜなのか、君がわたしに何かを伝えよう、近づこうという気持ちがあるようにも感じた


他の誰かに対しては感じない、透明な澄んだ空気をまとったこの人が目の前にいるだけで

なんて満ち足りた気持ちになれるのだろう


この得難い時間がゆっくりと過ぎて欲しかった


あと2、3週間もすればこの土地を離れていく君

その間にすこしでも親しくなって繋がりが持てたならどんなにか嬉しいことか


この日はとりとめのない会話も少し出来て、1日が終わってしまった


他の職場の人に対しては気軽に出来る雑談が

君に対してだと、なぜかすんなりと出来ない

お互いがどこか距離を保っているような気がした

それでいて、片時も心の目は離せない

私にとって、君はあきらかに周りの存在から浮き出ていたのだ


君への思いを心に秘め続け、時はあっという間に過ぎた

君との心の距離も縮められないまま

君はこの土地を離れ、新しい世界へと行ってしまった


最後の日に

お世話になったしるしに

少しばかりのお菓子の包みにわたしの精一杯の思いを綴った手紙をしのばせて渡した


それを受け取った君はそのまま出発していった

その手紙を読んでくれた君の反応もわからないまま


君がいなくなってしまって

空っぽな自分が取り残された

雪解けが近い

空は日増しに明るくなって春が近づいているそんな季節のなかにいるのに

なんという淋しさだろう


君の存在が、こんなにも大きかったとは


それから何ヵ月もずっとずっと

空っぽな心をひきずり続けた


君に代わるものは何も得られなかった


それまでの人生で、哀しい、虚しい感情をいっぱい経験したあと

やっとたどり着けたような満ち足りた温もりの時間だったのに

そこにずっと止まっていたかったのに

「運命」はそこを通りすぎて先へ進めと言った


なぜ、こんな辛く虚しい感情ばかり繰り返すのだろう?


何が間違っていたのだろう


何が足りなかったのだろう


いつも、何時も、心から望むものが欲しかったのに

いつもそれらは止まらずにすり抜けていった


愛してやまないのに、引き離された


タイミングじゃなかった?

それなら、この自分がもっともっと成長すれば、心から望むものがもたらされるのか?

こんなふうに、淋しい別れを繰り返し

囚われる自分に

神様は何を学ぶように言っているのだろう


こんな辛い気持ちから

どこへ踏み出していけと言うのだろう


自分自身を見つけること


揺るぎない自分自身を見出だすこと


何かに「依存」しなくてもいいように

誰かから大切にされること、評価されること、愛されることばかりに

頼らず、執着せず


自分で自分自身を心から大切に思い

喜びを持って、毎日を生きる

自己否定を手離し、ありのまま、この自分自身を誇らしく思うこと


ああ、生まれてきて良かったなあと心から思えるように


恋しい誰かを追うでもなく

どこかの輝かしい場所を探すでもなく

いま、ここにいる自分、ここにいる場所、ここにいる人たち

それを心から有り難く感じて、自分に関わるすべてを愛せるようになっていくこと


この自分自身をめいいっぱい生かして、輝かせていく


数々の旅路を経たら

新しい自分になって

そのとき

再び、いとおしい君に会える日がくるかもしれない


そのときはもう

哀しさは消えている

執着も消えている


いま、新しい立春の日を迎えた

あれから一年がたった

哀しみは少しは消えた?

執着は少しは手放せたか?


踏み出していかなければならない


そうしなければ

何も得ることは出来ない


君とは強い繋がりがあることを知ることができた今

再び会える時間を神様が与えてくれることを

わたしは希望を持ちながら信じて待つ

足りていない?

ないものばかり数えていると、失望し、無気力になりそうになる


本当に「足りていない」のか?


視点を替えてみた


叶っていることを数える

与えられているものを数える

そばにいてくれる人たちを数える


なんという間違った思いを抱いていたのだろう


そして、なんと多くの得難い贈り物に囲まれていることだろう


なんと多くの奇跡でもって、これまでの人生をくぐり抜けてこれたことだろう


わたしにはたくさんの奇跡が与えられていた


常に


そのときそのときの、たくさんの

切なる望みを奇跡的に叶えてもらって、ここまできていたのだ


それを数えもしないで


何を嘆き悲しんでいたのだろう


尊いたくさんの贈り物に

助けられ、支えられ、生かされてきたのだ


わたしのいのち


それも神様から与えられている


わたしは

たくさん与えられている


わたしは

世界一の幸せ者だ