幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

孤独はわるくない

『あなたが寂しさを感じるとき

それはあなたが正しい証拠』


『自分にとって正しくあるあかしなのだ』


こんな言葉に出会う


人生には孤独がつきまとう


自分の人生がひとのものよりも孤独を感じることが多いように思っていた


だからいつもとなりの誰かと比べて

その人が恵まれてるように思えたし

自分の人生を否定しがちだった


なぜなら

孤独はとてもつらいからだ


そして

孤独なのがいけないことだと思い込み

孤独になりがちなことを恥じていた


しかし

そうではないのである


ひとは

それぞれ

元々は孤独な存在なのだ


自分の魂はひとつだけだし


この心も身体もひとつだけで


誰かと共有しているわけではない


しかし

私たちは

共有したがるのである


仲がいいから


仲間だから


親子だから


恋人同士だから


夫婦だから


同じように感じて


同じように思って


同じように行動すべきだと…


同じものを共有していたい


共有すべきだと


しかし

仲がよくても

気が合っても


わたしたちは

個々の

違う人間同士


すべて

共有しあえるわけではない


私たちは

この世界で生きていて

寂しくて不安だからこそ


いつも

誰かと一緒にいたがったり

行動したがったり


仲間や友人がたくさんいることの方が良いことだと思ったり


孤独なことを恥ずかしいことだと考えたりする


だから

孤独にならないように

仲間や友人や恋人やパートナーが離れていかないように

嫌われないように

自分に嘘をつくときがある


自分の本音に蓋をして

誰かに合わせ

孤独にならないようにする


しかし

そんなことを続けていると

ほんとうの自分の声に気がつくことは難しい


自分の本音

自分の感情

自分のほんとうの気持ちは

自分自身に大切なことを気づかせてくれる

自分の人生の羅針盤だ


それなのに

それらに蓋をして

見ないようにして


孤独にならないように

誰かと群れる


自分の本音に蓋をし続けると

生きている意味や

生きている実感がわからなくなるときがある


それは

いまこの人生を生き続けている私たちにとって

じつは

望ましいことではないのだ


だからこそ

孤独になることが必要なのだ


自分を知るために


自分の人生のほんとうの意味を知るために


自分に向き合い、自分の心のなかを探る時間が必要なのだ


嫌なことを嫌と言ったり


誰かに合わせるのではなく


自分の心に正直になること


そうしたことで

誰かが離れていったり


仲間や集団から離れて

独りになりたくなったり


人との違いを感じたり


孤独を感じることが多くなるもの


でもそれは正しい


そのことは正しいのだ


自分に正直に生き始めたから


自分の本音と向き合い始めたから


他の誰でもなく


自分の声を聞き

自分を大切にし始めたからこそ


隣に誰もいない孤独を感じているのだ


しかし

私たちは孤独ではない


自分と向き合い始めた自分を歓迎し

自分自身を抱きしめる


孤独を感じること


それは

私たちが正しいから


正しく自分に向き合い


これまでとは違った

ごまかさない

自分の人生を歩み始めたから