幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

欲しいものほど執着しないこと

執着や不安というものは気がつかないうちに心を支配する


自分では執着しているという自覚がなくても


「手に入れたい、こうなりたい、そうならなかったら困る」または「これじゃなければ嫌だ」といった不安と隣り合わせの願望というものは「執着」に変貌しやすい


執着や不安というギスギスした感情は、エネルギーの流れを止めてしまう


その心の状態を保っていながら、欲しいものやこうなってほしいという状況を引き寄せるのは難しいのだという


受け流す訓練をすること


何かを欲しいと思って、手に入らないような不安にかられたとき

どうしてもとか、なんとしても手にいれねばとか、と必死になってもがいて焦る


そういう心理にかられたら、その思考が進むのをストップすること

たとえ、ものすごく気になったり、気持ちが引っ張られたとしても


フーッと息をついて


何かを得たいなら


もがく感情を受け流し、

心の波風を収めて平静な気持ちを持てば、欲しいものは宇宙のエネルギーの流れによってスルスルと自分のもとにやってくるものだということを自覚するように努めよう


これが宇宙の引き寄せの原理だという


何事も

もがかず、あたふたせず、必死にならず

手にいれる


心の使い方の訓練だ

空色の小花

早春にいつも道端に咲く

小さな小さな小花たちが大好きで

この花たちが姿を現すと春の訪れを感じた


「おおいぬのふぐり」という花らしい


雪が溶けて

長い間、雪の下に覆われていた土と枯れ草が現れる

雪融け後の独特の土の匂いが

辺り一面に薫っている


待ちわびた春が

ようやくやってきたと感じるとき


春は誰にとっても

いつも心待ちにする季節だ


これから花が咲き乱れる前の

土の薫りがする早春の季節に

この小花たちは一斉に顔を出して

春の訪れを告げるのだ


この花を見ると思い出す


卒業式、入学式、春休み、春先の田んぼのあぜみち

「どこかで春が」の歌、数々の春のシーン


清々しい空気とともに甦ってくる思い出に

しばし心を馳せる


生まれたてのこの季節が大好きだ

無邪気だった頃を思い出し

ここでリセットして

新たな気持ちで前に進もうと思える


風にゆれながら可愛らしく微笑む小花たちに

こちらも微笑む

今年も、花たちにやさしい気持ちと英気をもらう

大地の歌

大地の歌を聞きに行こう


暗い部屋を飛び出して

太陽の下へ

風が踊る外の世界へ


大地の音を聞きに行こう


地球の音を聞きに行こう


風になびいて木々が揺れはじめると

一斉に、ゴオッと音が轟く


木立はただ時折起こる風に身を任せ、音を轟かせる

大地の歌だ

地球の歌だ


空も、雲も、太陽も、木々も、大地も、何もかも一つ


この一体感


ここに静かに座っていると

心がすーっと落ち着いてくる


大地の音を聞きながら

心を研ぎ澄ます


自然に安らぎを思い出す


自分のなかの安らぎ


何も恐れなくていい


安らぎはここにある


太陽も、空も、大地も、草木も、動物たちも

そして、私たち人間も

みんな一つなのだ

一体なのだ


ここに来ると、忘れていた安らぎを思い出すことができる


私たちは一つ


すべて、同じ源から生まれた


だからこそ、自然の中に身を置いていると、心が落ち着いてくる


ふるさとに帰り着いたように


あるべき場所に戻ったように


進んで、自然のなかに身を置いてみよう


忘れ去ったものが甦る


ずっと手にしたかったものが手に入る


安らぎ


満ち足りた心


帰りたかった場所がここにある


もし

疲れて休みたくなったら

またここにおいで


木々が歌いながら、そう言っている


心と身体に大地のエネルギーを充たし

何度でも

ここから歩き出せる