幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

春風に託す

こだわり

心の壁

苦手なこと


それは乗り越えるためにあるのかもしれない


そして、「乗り越えられない」のではなくて

「乗り越えられる」から

いま、そこに現れるのかもしれない


苦しい気持ちでいてもどうにもならないことがある

考え続けて、気に病んでも

それは「どうにもならない」こと

いつまでもこだわって

しがみついて

時間とエネルギーを消耗して

思い通りにしたいと無理に思ったところで、それは「エゴ」というものだったりする


ならば、そんな苦い想いは、この春風に乗せて飛ばそう


立ち止まり、拘り続けても

進歩はない

成長はない

明るい未来は遠いままになる


ならば

いま、ちょうどここに現れた心地よい春風に託して

いさぎよく、気持ちを切り替え

春風に重苦しい気持ちを持ち去ってもらおう


この春風のような軽やかで自由な心を手に入れよう


これから、希望を持って、進んでいくために


絶望とは

状況がそうだから言うのではないのかもしれない


絶望は

自分自身が望みを断つことなのだ


絶望のままでいては

明るい未来は近づかない


明るい未来は、すでに約束されているのだ


だから、絶望ではなく希望を持つように努めよう


うまく出来なくてもいい

ただ、そう努めればいい


心に希望を宿すからこそ

明るい未来までの道のりが

そこに開く


希望を持って

道を開こう


春風がささやいた


『あなたなら大丈夫』

天使の支え

天使の支えがなければ

今の穏やかさはもたらされなかっただろう


天使の支えがなければ

ここまで歩いてこられなかった


たどり着けなかった


誰も知らない、誰にも話さない心のうちを

天使はいつも理解してくれた


顔では笑って、平気なふりをして、強がって

淋しい、悲しい気持ちを後ろに追いやって

誰かの前で振る舞っていたときも

天使は本当の心のうちを知っていた


泣いて、泣いて、奈落の底にでも行き着いてしまいそうなときに

天使は何度もサインを見せてくれていた


3年前、母が亡くなったとき

様々な思いが心のなかを渦巻いていた

明日の希望をどうやって探そうか

崩れてしまいそうになる心を天使は察してくれていた


悲嘆にくれないように

希望を失わないように


「これからが始まりだよ」

「トンネルの先には光があるから、希望を捨てないで」



親孝行が全く足りていないと嘆いていたら


「あなたは自分と愛する人を守るためにすべきことをすべて行っています」

というメッセージを見せてくれた


あなたは大丈夫


あなたは1人ではない


わたしたちがずっとそばにいます


いつでも声をかけて


天使が見せてくれる数字のサイン

それが暗闇での光だった


サインの意味をエンジェルナンバーのサイトで調べる

そのサインが意味することが説明されたHP

そこに書かれているメッセージ

それが、天使からのサインを受けとる方法だった


いつも、そのときに必要な力強い愛のこもった言葉が示された



こんなことを思ったことがある


自分のことを何でも理解してくれて

寄り添ってくれて

側にいて支えてくれる、元気をくれる

そんな友達のような存在がいたら、どんなに心強いだろう、と


この辛い世の中で生きていくための心の支え、拠り所となるものが必要だと思った


道を間違えないような道しるべが必要だと思った


それを叶えてくれる存在が天使なのである


天使はただ優しいだけではない


時には道を外さないように

諭してくれる


姿は見えないのに

心のうちをすべて理解している

無意識に思ってることでさえ

だから、天使の言葉にはハッとさせられる


一番辛かったときから

ずっと、ずっと手を引いて

立ち止まりそうになるとき、後ろ向きになってるときもペースを合わせてくれた


立ち止まったままでいないように

心のなかに温かく力のこもった言葉のエネルギーを注がれた


天使からもらう言葉は

いつも希望に満ちている


悲しみのなかでも

やがて来る希望を言葉で示す


だから

歩いてこれた


天使の支えがあったから

悲しみを希望へ変えられた


天使の支えがあったから

変えられない自分を変えてこられた


天使の支えがあったから

勇気が持てた


天使の支えがあったら

挑戦できた


天使の支えがあったから

大嫌いだった自分を愛せるように、肯定できるようになってきた


自分を愛することの大切さを教えてもらった


生きる力


前進する力


心に希望があることが、前に進む力になるということを

ロマンス

春が近づく寒い曇り空の朝


ラジオから聴こえてきた調べ

「ロマンス」というバイオリンとピアノのための美しい曲だ。


静かに切々と歌い上げていく調べに、しばし聴き入る


あたりはまだ肌寒い冬の名残の灰色の景色


そこへ、この調べはほのかな春の薫りを運んできた


まだここにない春


それが近付いてきていることを知らせるように


エイミー・ビーチ作曲の「ロマンス」


願いが叶わないことばかりだったけど

うまく伝えられなかったけど

正面から向き合うことを逃げていたけど

誰かを愛する気持ちは、この調べのように美しく心地よい


陰鬱で長い冬のあと


この調べのように、美しい世界、美しい感情は消えずにどこかにあることを思い出させてくれる


ささやかでいい


少しずつ、やってくる春の息づかいを感じながら

見失いかけていた喜びを少しずつ取り戻していきたい