幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

自分とつながること

私たちは

いつも何とつながりたがるのだろう


寂しがりで

頼りなく

ちっぽけに

自分が思えるときに


私たちは


孤独なとき


哀しいとき


苦しいとき


迷っているとき


何かを頼りたくて


誰かとつながりたくて


支えてもらいたくて


導いてもらいたくて


「外の世界」に

満たしてくれるものを探しに行く


どこかに


自分のなかの空洞を

満たしてくれる誰かを


補ってくれる何かを

探しに行く


探しても、探しても


ここだと思っても


この人だと思っても


その穴は埋まらない

心の渇きは満たされない


そのとき

もう

私たちは

その渇きと穴埋めを

外の世界の何かや誰かに埋めてもらうことをやめてみるのだ


必死になって


手探りで


誰かとつながろうとしたり


何かとつながろうとして


無理をしたり


ガムシャラに頑張っていたりすると


じつは

心の底から求めているものから

どんどん遠ざかるのだ


その代わりに


一番そばにいる

この自分とつながるのだ


自分の声をきく


もうひとりの自分が

苦しんでいる

ふるえている自分の肩に

そっと手を置いて


どうしたの?と訊く


どうしたいの?と訊く


無理をして

誰かとつながろうとして

頑張ったり

自分の心を無視して

本当は望んでいないことを

しなくていい


自分でみずから自分をいたわり

自分でみずから自分を行きたいところへ連れ出して

心がほんとうにしたがっていることをやることを

自分に許してあげる


眠りたかったら眠る

休みたかったら休む

食べたかったら我慢しないで食べる

やりたかったら

後回しにしないで今やる


人の顔色や

「正しいこと」にばかり

縛られずに


自分とつながって

いま、どうしたいか

自分の心の叫びを訊く


他の何にも縛られずに

恐れずに

自分とつながれば

この自分が自分自身を

閉ざされた苦しい世界から

救い出してくれるからだ


自分とつながろう


自分の心の声を無視しないで訊こう


心の声を訊いて

ありのまま、受け止めて

何も責めないで

自分で自分自身を

もてなし

可愛がり

愛そう


心よ、大丈夫だ


外の世界に振り回されずに

しずかに自分自身とつながれば

底しれぬ孤独と不安は

いつの間にか

心のなかから消え去っていく


自分以外の誰かに

満たしてもらう必要がなくなるほどに

自分自身とつながり

自分自身と仲良くなることは

最強なのだ


ほんとうは


自分の心の穴は

自分ではない他の誰かが

満たすのではない


そのことができるのは

他ならぬ

一番そばにいる自分自身だからだ


今こそ

自分で自分を温かく包んでみよう


他ならぬ自分が

自分を孤独からすくい上げてくれる


他ならぬ自分が

自分を待ち望むほんとうの幸せへと連れ出してくれる