幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

自分を誇る日

むかしから

些細なことで感情が揺れやすいのが

嫌だった


他のだれかはスンナリ受け流すことも

サッサと乗り越えていけていることも


いつまでも出来ないで

同じところで立ち止まっていることを


変えようと、変えようと

一生懸命だった


こんな自分は

変えなくてはいけない  


別モノの自分にならないと

この世界では生き抜けない

「成功できない」


誰かのように


「あの人」のようにと

躍起だった


いつも

そんな壁にぶち当たり

いつしか

分厚い壁を突破することにも

疲れていたのである


いつも


何かが叶わないで

やるせなかった心


思うようにいかずに

悔しかった心


かなしかった心


そんなことを

いくつも乗り越えて


いま、ここに来ていること


変われない自分


いまだ

変われないでいることはあるけれど


たくさん、たくさん

乗り越えて歩いてきた自分自身を


今日は抱きしめる日


今日は

そんな自分を褒め称える日


何かができるようになったからとか


何かで成功をおさめたからとか


理想の自分にかわれたとか


そうだからじゃなくて


そんなつらいことを

たくさん乗り越えて

いま、ここにたどり着いて来ている自分を

誇らしく思う日


『よくやってきたね』


なぜなら

それは事実だから


他人とくらべることではない


自分の心は

他人のものとはちがう


自分の人生は

他人の人生とはちがう


ちがうことに


疑問をもったり

かなしんだり

無理に正そうとしたり

そして

引け目を感じる必要はない


まるで


獅子の親が

冒険をさせようと

崖から突き落とした我が子を


谷の底で待ち受けて

そんな我が子の勇気と成長をたたえ

大きな愛で抱きしめる


そんな

強い獅子の親のように


誇らしげに


注がれた光をたくさん受けて


自分自身をだきしめる



『よくやったぞ』


『よくここまでやってきた』


自分は(あなたは)

いま、何がどうであろうと

なにも否定すべきことなどない


この言葉で

これまでのたくさんの荒波を経験して

ここまできた自分をハグしよう


よくやってきた


よく歩いてきた


そんな自分が誇らしい、と


昨日は


そんな獅子座の新月だったのだ