幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

桜にまなぶ

私たち1人1人が心に持つ愛の光は

まるで一つの桜の花のように小さく見えるかもしれない


でも、その小さな花の一つ一つが集まって

いっせいに開花するとき

それは目を見張るほど美しい


それは人の心を打つのだ


人の心を動かすのだ


心に桜のような愛を持とう


自分ひとりだけの小さな花から始めて

桜のような美しい心を持ち寄って

一つの大きな桜の木のようになろう


愛を周りへ伝え

愛を周りへ増やし

この世界への贈り物としていくのだ


そのとき

暗がりが広がっていたこの世界が

輝き始めるのだ

サクラの春

春が来ている


いま、ここに来ている


春が来たとき

大好きな誰かと

大切な誰かと

このサクラの花を見に来て

眺めながら幸せを感じようと思っていた


大切な誰か

それは君なのだろうか


春がいまここにやってきて

今年も、待ちわびたこの木が淡い綺麗なピンク色に染まっている


とても幸せな気持ちに包まれている

君はここにいないのに


晴れやかな空のもと

優しく揺れている、このサクラの枝を見ていると

幸せな気持ちに包まれた


真新しい、そして優しい春


こんな気持ちにさせてくれた美しい花たち

心からありがとう


咲き乱れる花たちの中で

誰もが優しい顔になっている


この柔らかな優しい気持ちを君に届けてみたい

いまは遠く離れたところにいる君に


心優しい君も

どこかで、こんな穏やかさを感じているのかもしれない

心地よい風の香りを感じているのかもしれない


哀しみはもうここにはない

淋しさももうない


天使が春風と一緒に持ち去ってくれたから

マイナス要素に引っ張られない

心は、なにか気になることが起きるとそればかりをあれこれ考え始める


それは様々な状況で、突如起きる

心配事や気がかり


とくに人の感情や気持ちに対しては、いつも敏感に反応する方だった


誰かと対峙していれば、少なからず小さな誤解やすれ違いは起きるもの


意に反して


自分が無意識に発した言葉や態度

または相手からの態度や言葉

たとえ、良かれと思って発したことであっても

お互いに全てが思い通りに通じ合うわけではないから、一方的に感じてしまうことがある


こじれた感情や気がかりを

正すことができずにいる


そういったすれ違いは仕方がないことなのに

あって当たり前といわれているのに

気がつくと

割りきれずにクヨクヨしている


自分のあの言い方がいけなかったのか

とか

いや、相手がこうしたから

とか


なんでも、完璧に振る舞いたい、思い通りにしたいというこだわりやエゴ

執着心のあらわれだ


その思考回路を始めると

すっかり行動がとまってしまう

マイナス思考に捕まっている状態


物事を好転させるための前提であるプラス思考状態に

なかなかなれなくて

困ってしまうものだ


こんなことではいけない

そう思って、一生懸命気分を変えようと、その方法を考える

ジタバタする


しかし

マイナス思考につかまったまま、ただ考え続けていても、一向に気分は変わらないもの


そう、ずっと同じモードで考え続けても何も解決策は生まれないのだった


考えすぎて、ほどけなくなってしまった心の結び目


こういうときこそ、手放すという方法


じっとしてても気分は変わらない


こういうときは

ただ、すっと立ち上がって行動を始める

身体を動かして、物理的になにかをこなしたり、片付けたりしていると

心の乱れが整ってくるのがわかる


身体に心がついてくる


形のうえで、「少しの乱れを整えられた」という達成感が少しの自信になる


前向きなエネルギーになる


身体を動かし

心の中に風が入り込み

知らず知らずに気分が入れ替わっている


考え事で、行き詰まったら

行動による「換気」が必要


身体を動かさず、心だけグルグルさせて、じっと黙っていても

心の空気は入れ替わらない


過去の出来事や「妄想」状態から一歩踏み出し、「今」という現実の行動に集中する

「今、与えられているもの」という贈り物を心一杯に受けとる


自然に空気を入れ替えられたら

心の結び目は

自然にほどけているのだ


心の中の結び目がほどかれると

解決策は自然にやってくる