幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

空色の小花

早春にいつも道端に咲く

小さな小さな小花たちが大好きで

この花たちが姿を現すと春の訪れを感じた


「おおいぬのふぐり」という花らしい


雪が溶けて

長い間、雪の下に覆われていた土と枯れ草が現れる

雪融け後の独特の土の匂いが

辺り一面に薫っている


待ちわびた春が

ようやくやってきたと感じるとき


春は誰にとっても

いつも心待ちにする季節だ


これから花が咲き乱れる前の

土の薫りがする早春の季節に

この小花たちは一斉に顔を出して

春の訪れを告げるのだ


この花を見ると思い出す


卒業式、入学式、春休み、春先の田んぼのあぜみち

「どこかで春が」の歌、数々の春のシーン


清々しい空気とともに甦ってくる思い出に

しばし心を馳せる


生まれたてのこの季節が大好きだ

無邪気だった頃を思い出し

ここでリセットして

新たな気持ちで前に進もうと思える


風にゆれながら可愛らしく微笑む小花たちに

こちらも微笑む

今年も、花たちにやさしい気持ちと英気をもらう