空色の小花
早春にいつも道端に咲く
小さな小さな小花たちが大好きで
この花たちが姿を現すと春の訪れを感じた
「おおいぬのふぐり」という花らしい
雪が溶けて
長い間、雪の下に覆われていた土と枯れ草が現れる
雪融け後の独特の土の匂いが
辺り一面に薫っている
待ちわびた春が
ようやくやってきたと感じるとき
春は誰にとっても
いつも心待ちにする季節だ
これから花が咲き乱れる前の
土の薫りがする早春の季節に
この小花たちは一斉に顔を出して
春の訪れを告げるのだ
この花を見ると思い出す
卒業式、入学式、春休み、春先の田んぼのあぜみち
「どこかで春が」の歌、数々の春のシーン
清々しい空気とともに甦ってくる思い出に
しばし心を馳せる
生まれたてのこの季節が大好きだ
無邪気だった頃を思い出し
ここでリセットして
新たな気持ちで前に進もうと思える
風にゆれながら可愛らしく微笑む小花たちに
こちらも微笑む
今年も、花たちにやさしい気持ちと英気をもらう
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。