幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

大切なことを思い出す

いつも「窮屈な」目標で自分を縛り付けていた

こうでなければいけない

皆に好かれる人間でなければならない

あれが出来なければならない


評価されなければならない


数々の「しなければならない」で窒息しそうになる

自分の本音を押し殺し

自分の心の叫びに蓋をしながら

疲弊した心と体を鞭打って


しなければならない


しなければならない


そう追いたてていた日々


もう終わりにするのだ

そんな苦しみのなかにいて

健やかに成長することはない


その中にしあわせは見つからない


自分以外の誰かに認めてもらわなければ

許してもらわなければ

評価されなければ

生き残ってはいけないと思い込んでいた日々


ありのままの自分を許せずにいた日々


もう終わりにする


完璧であること

立派であること


そんな非の打ち所がない

状態を目標に掲げていては

やがて行き詰まるだろう


そんなことを追い求め続けても出口はない


ありのまま

お互いを認めあって

たとえ至らないところがあったとしても

フォローしあって

支えあって

共に力を持ち寄って

一緒になって

成し遂げることのほうが

意義のあることなのだ


協力しあうこと

補い合うこと


私たちは完璧ではない


だからこそ

助け合えるのだ


だからこそ

支えあって


そこでお互いの愛を感じとるのだ


そんなふうに愛を育むことこそ

いま学ばなければならないこと


そのために神様は

私たちに課題を与えるのだ


完璧ではないから


完璧でないからこそ

わかる


学ぶことができる


共に弱さを抱え

相手を理解することができる


理解して

お互いをいたわること


お互いを思いやること


お互いを大切に思うこと


それをいま

ここで学ぶことが必要なのだ


私たちは独りでは生きていけない


そして独りではない


助け合おう


お互いを愛し、理解し合い

いたわること

そんな暖かい気持ちと

温もりを思い出したい


いま、ここで


いまここにある、この場所で

愛を忘れるとき

「愛」を忘れるとき


自分のなかの「穏やかさ」を忘れて

「本来の自分」を忘れて

心に波風がたち

自分を否定してしまうとき


外の世界でもまれて

うちひしがれて

隠れていた嫌な自分が

ふとしたことで表に現れ

とことん、自分を責めてしまうという

そんないつものパターンにはまり出す


天使は言う


自分を変えるとは

いつものパターンと違うことをしてみること

いつもと違う考えを選択する


嫌だなと感じる自分が浮き彫りになるようなことが起きて

そんなことを繰り返してきて

気持ちが落ち込むことを繰り返す


『それをあなたは変えたかったんじゃないの?』


『変わりたかったんじゃないの?』


嫌な自分から目をそらそうとすると

天使は私の心に訴えてくる


『あなたのなかの「課題」を克服しなさい』


天にそう促さされている


変わりたいくせに

いつもと同じように考え

自分が楽になるような考えに逃げ込もうとする自分がいる


そんなことを繰り返しても

うまくいくはずがなく

ますます自分を否定して

追い込んでいく


出来ない自分が悔しい


時々こんなふうに

愛を忘れてしまう


ほんとうは

溢れんばかりの愛に

包まれているのだという事実を忘れて


自分を否定しまくる


持っているものに目を向けられずに

たくさん与えられていることも忘れて

感謝を忘れて

たくさんの与えられている愛を忘れて

愛を感じることができなくて

不平不満を並べてその中にうずもれる


ひとは愛を忘れたら


前に進んではいけなくなる


そこで止まってしまう


愛を忘れたら

苦しくなる


何も信じられなくなる


のびやかに自分を活かしきれなくなる


愛こそが生きる力


愛こそが進む力


愛こそが改善する力


愛こそが成長する力


私たちを生かし、成長させ

前に進めるようにしてくれるのは

すべて「愛」という穏やかさをまとったエネルギーなのだ


自分を愛すること


どんな自分であっても

愛で自分を包むこと


それがすべての原動力なのだ


前向きになれないとき

できそうにないとき


そんなときでも

ほんの少しだけ

前向きになるきっかけをつくってみる


できなかったら少しだけでいい


自分に向けられた愛を思い出して

たくさん与えられていることを感じて、数えて

少しずつ自分への肯定的な気持ちを取り戻す


こうして出来ることをして、心を少しずつ整えれば

明日に向かう気持ちを取り戻せる


明日はいつでも真新しい


愛を思い出し

真新しい明日に向かって

わたしは歩みを進める


愛を取り戻して


本来のわたしを取り戻して

明日を変えていく

諦めるべきではない、と神様がいう。


まだほんの少し歩きはじめたくらいで

何がわかるのだという


何を決めつけているのだ


何を諦めているのだ


小さなつまづきや不安な思いで


自分の力を見くびって

まだ見ぬ可能性をすべて

放り出そうとしている


まだ、もう少しやってみよう

もう少しだけ頑張ってみよう


どんなことも


諦めずに


毎日

「今日少しだけ」

少しだけでいいから頑張ってみる

取り組んでみる


こんなふうに思う日も

望む未来に近付いていくための

道のりの途中であり

大切な時間


昔、心引かれて、買い求めたポストカードに書かれた言葉


『今日を逃げずに立ち向かったら

明日は変わる』


『かならず変わる』