幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

あなたは頑張ってきた

『あなたは頑張ってきた

そんな自分を認めてください』


今日、そんな言葉に出会う


今日までの日々

いろいろなことにうちひしがれそうになってばかりいた気がする

どうして、こんなに苦しんでいたのだろう


自分なりに頑張ってきた


皆がやっていることだから

やって当たり前

これくらいのことで辛いなんて甘えてる


こんなふうに

これまで、自分を叱咤する言葉ばかり並べてきたのかもしれない


まだ足りない


まだまだ足りない

充分じゃない

それくらい、やって当たり前


力が足りない

はたらきが足りない


頑張っているのに

自分なりに頑張っていたのに

認めずに

自分で自分をムチうって叱っていた


ダメなヤツと

しょうがないヤツと

いつも、いつも叱っていたのだ


そんなことに気づかされた


自分を認めて

自分に愛情をかけて

「頑張って、ここまで歩いてきたんだ」

自分自身にそう思ってあげてください


その言葉はそう語っていた


心は知っている


辛いことも悲しいことも悔しいことも

いっぱい、いっぱい心のなかに映してきた


なんで、こんな目にあうの?

そんなふうに思ったことも


でも

それでも

よくやった


よくやってきたのだ


辛さも悲しさも寂しさも

心の奥底に押し込めて

強がったり、平気を装って、笑ってみせていたときもあった


でも、もういいんだから

もう、終わったのだから


そんなときもあったのだけど

もう過ぎたこと


この心は

長いあいだ

色々なことに

堪えてきたのだ

堪えてここまでやってきた


来る日も、来る日も


有難う

よく頑張って、ここまで歩いてきたね


そう、自分自身の肩を叩いてみてもいいじゃないか


あなたは

頑張ってきた


だれと比べなくてもいい


あなたは頑張ってきたのだから

心を動かすもの

涙が自然に流れ落ちてくる


ある音を聴いて

ある光景を目にして

心に光が射し込み

一瞬にして光に包まれるからなのだろう


悲しくもないのに

涙がでるとき


たとえ、理由がわからなくても

生きて暮らしていれば

心はいつも何かに対峙して

揺れ動いている

何かに緊張していたり

何かに不安を覚えたり

何かに堪えていたり


心はたえず

外の世界と闘っている


常になにかから自分を守ろうとしているのだから


美しい音を聴いて

美しいもの目にして

心が一瞬にして

安らぎや懐かしさや喜びに包まれ

感動をおぼえたとき

涙が自然に流れ落ちる


そのまま、流れ落ちるままにしておこう


「疲れていたんだね」

「悲しかったんだね」

「ずっと堪えていたんだね」


じぶんのことを

弱い人間だなんて思わずに


こわばっている背中を優しくさするように

心に声をかけよう


「大丈夫、平気」

そうやって強がって、取り繕って

自分の心を閉じ込め続けていると

心も体もギュッと固くなってしまう


美しいものに触れて

心を動かされ

それらが一瞬で解きほぐされたら

心が疲れて萎縮したエネルギーから回復しようとしているのだから

そっとして、心がエネルギーを取り戻していくのを見守る


何も操ろうとせずに

心のままに

美しいものに心身を任せてみよう


もし何かに疲れていたら

そっとそこを離れて

出かけてみよう


美しい場所に

心動かすものに出逢うために

全身全霊で

全身全霊で何かを打ち込むひとを見た


こんなふうに

なりたい


こんなふうに

やりたい


わたしもこの世界で

こんなふうに

ひたすらに時間を忘れて

働きかけたい


打ち込みたい


小さなことも大きなことも

全身全霊で

なにかを創るひとになりたい


毎日、毎日

生きる喜びに満ち溢れながら

わたしの力を注ぐ

わたしの力を捧げる

小さなことにも

大きなことにも


キラキラした光が

こぼれ落ちていくように

わたしの心から

世界に向けて

いとおしさが溢れていって


昼下がりに

太陽の光を受ける

一枚の小さな葉っぱのように

小さくても

輝いて


優しさと強さを

宿しながら


だれかと共にあって

喜びを分かち合う


それかわたしの喜び


わたしがたどり着きたかったところ