今、手に入らないものをいつまでも追いかけない

暮らしていると

計画していても思い通りにならないことがある

ほかの全てが順調なのに

ただ一つのことが叶わなくて、思うようにいってなくて

そのことに囚われてしまって、失望する

ほかの全てがうまくいっていても

うまくいかないことに囚われて

すべてがダメだと思ってしまうのだ

そんなときは

決まって、所詮自分はこんなもの

そう思って失望したりする

すべてが思い通りにいくことなんてそうそうないのに

すべてが手に入ることなんて、この世界では難しいことなのに

それを期待して、ただ一つのつまずきで失望する

そんなとき

神様は教えてくれてるのだ

いつまでも

いま手に入らないこと、叶わないことに囚われていないで、と。

その状況をどんなにのろっても、悔やんでも何も始まらない

何も起きない

何も手に入らない

暮らしていれば

そんな小さな落胆、悔しいことは時として起こる

失望してしまうのが悪いというのではない

期待していたのだから

それだけ欲しかったのだから

失望するのは仕方がないこと

だから

落胆したままでいいから

悔しいままでいいから

まず、一呼吸置いて

ちょっと心の視点を動かしてみよう

今、出来ることは何か

今、与えられていることは何か

手に入らないことを見つめ続けて、落胆の気持ちを膨らませるのではなくて

今、自分自身に集まってきているものたち

自分のなかにある可能性

今、できること

これらに目を向け

意識を集中してみる

そして、いまここで何が出来るかを考え

思い浮かぶまま、動いてみよう

その一歩で

沈んだ心に光が射しはじめてくるかもしれない

何か希望が

何か新しい可能性が

見えてくるかもしれない

今、持っているものと可能性に集中して

「そこ」から動く

その先で思いもよらないものがもたらされるかもしれない

そのとき欲しかったものより

もっと素敵なものが

与えられるかもしれない

私たちは錬金術師なのだ

ただの光らない石ころを

金色に光る石に変えていく

その力があるのだと

神様が教えてくれるのだから

試さない手はない

さあ、出来ることから試してみよう

その力を

素敵な未来は

素敵なものは

この手でつかんでいく

この一歩で

近づいていく

落胆しても

思い通りにいかなくても

そこから

一歩

そこから

一つ

工夫をこらして

もっと素晴らしいものを創る

引き寄せる

手に入らないことばかり

見つめたままでは

人生はただの苦しみの連続

そうではないよ、と神様は言う

『錬金術師である自分の力を試してごらんなさい』

そんなとき、神様は耳元でささやいている

そんなときこそ

持っている力を試していこう

私たちは錬金術師

苦しみのなかで止まらずに

そして、何かを変えたいなら

ここから一歩動き出せば

心のなかに光が広がっていくのがわかる

苦しみを希望に変えていく

何もないところから

何かを生み出していく

置かれたところで

光を見つけて

その光を増やしていくこと

だから人生は面白いのだ

いま持っていないからといって

いま何かが叶わないからといって

置かれた状況を悔やんでいてもなにも得られない

誰かを羨ましがっていても

そうして手の届かない自分を強く意識しても

なにも得られない

なにも始まらない

なにもいいことはないのだ

そういった不平不満

そして、誰かへの嫉妬は

どうしても心にへばりつくように居座るもの

簡単に気持ちを切り替えることは難しかったりする

いつまでも持っていようとする

しかし、その気持ちに囚われ続けても何一つもたらされないし、良い方向にはいかないということを

今、ここで知ろう

囚われ続けることは

時間とエネルギーの浪費なのだと知ろう

さあ、もうそんなものを相手にして苦しまずに

潔く手放していこう

どうやって？

いま、持っているもの

いま、ある可能性

いま、ある自分の輝き

それらを少しでも良くできるように

バージョンアップするように心を配ることだ

たとえ持ってるものがつまらなく思えても

たどり着きたい場所がものすごく遠く思えても

ここから始める

ここからしか始められない

だから集中するのは

いま、ここにあるものだけ

いま、ここにあるちっぽけな自分に対してだけ

不平不満をならべて

誰かを羨ましがって

引いては誰かの足を引っ張りたくなったら…

そんな気持ちは不意に

心のなかにムクムクと湧き出てくる

何かがうまくいかないときや

努力しても得られないものを誰かが簡単に手にしているのを知ったとき

羨ましい、

悔しい、

そんな気持ちが湧いてくる

そんなときは

それは違う！と唱えよう

心の方向転換

そんなときに

私たちが出来ることは

そしてやるべきことは

いま置かれてる状況で

いま持っているものに

いま与えられているものに感謝の心を芽生えさせて

少しでも、ほんのちょっとでも

自分と自分のまわりをより良く改善できることに心を配ることだけだ

前向きな一歩を踏むことだけに

心を集中させよう

自分を苦しめる方向へではなく

光が射す方向へ

光が指す方向へ

わたし自信の心、そして体をシフトしていく

光のなかへ

自分をシフトさせていく

そのとき

何かがないと悲しんでいた自分

誰かを羨ましがって悔しがっていた自分は

もうそこにはいない

いまは、進化していく過程だと考えよう

もし、いま上手くいかないことがあっても

上手くできない自分を意識する場面があったとしても

ウジウジして、そこに止まらない

言い換えるなら

そんな自分を責めるのはやめる

そのかわり

もっと楽に、別のやり方で

変わっていこうとすればいい

もっと違う方法で

自分を責めたり、嫌ったりすることなく

「変えられること」から変え始めていけばいい

いま、どうしても変えられないことは

「すぐには変えられない」、ということなのだ

しかし

いま、できることをやったあとに、変えられるようになるかもしれない

だから、先を見すぎて悲観しないで、目の前の一歩を踏む

目の前の一つを改善することだけを常に考える

物事は順番

順を経て片付き、整い、改善されていくもの

だから今は責めず、悲観せず

もっと楽なやり方で

あなたは

違う自分になれる

あなたはこれから

もっと、もっと

今よりもより良く進化できる