幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

いま、ここから

今、ここにある

今、ここでこうしている


いつも

そのことだけを

味わうようにしてみようと思う


心は

そのとき見たり聞いたり

心に浮かんだ思いに

ザワザワと

囚われがちだけど


そういうことも

理解したうえで


あえて

「いま、ここにあること」に

思いを定める


いま、ここに

このばしょにあることに

心を落ち着かせてみる


「ここ」以外の

他のこと

他のばしょ

他のじかん

他のひとのことは

追いかけなくていい


ふと気がつくと

それらに心が持っていかれて

何かがブレはじめていくからだ


ひとは

自分以外のなにかに

囚われはじめたときに


このままじゃいけない…


そうやって

自分や自分の今のありかたを

否定しはじめる


なにかを変えて行くとき

そういうことも必要だが


いつも

そうする必要もない


いつも「ここ」

いま、あるじかん

いま、いるばしょ

いま、見ている景色

いま、向き合って話している相手

いま、手をかけてやっていること


「現在地」にしずかに立ってみる


焦って

何か他のことを追わないように


不足感におそわれて

無理に

かけ離れたことを

求めないように


自分の軸をそれて

何を追いかけようとするのだろう?


焦らなくていいのに


自分のみちを

淡々と

歩けばいいだけ


ささやかに


なにかを恐れて

自分「以上」になろうとしなくてもいい


自分のそばを通り過ぎる

美しい景色に目を留めて


耳になじむ秋の虫の声に耳を傾け


心地よく吹いてきた

優しい風に

身を任せてみる


焦って


なにも追わない


なにもコントロールしない


いま、ここにある

自分を生きていこう


いま、ここに立つ

「現在地」から

いつでも


大丈夫

なにも失わない


なにも奪われない


焦らずに


恐れずに


いま、自分に与えられているものを

信じて

大切にしながら