幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

柔らかい風を受けて

今の自分の心のなかを見つめたときに

どういう思いが漂っているのか


自分自身や近くにいる誰かに対して

気がつけば、いつもダメ出しをしている

○○ではいけないな…とか

誰かや何かに対して

もっと○○ならいいのに…とか


不満や否定ばかりを

心のなかに

ため続けていることに気がついた


人は

気づかないうちに

心のなかにこういった思いだけを

常にいっぱいにしていたりする


じつは、こういうことで

心のバッテリーを

少しずつ

消費しているのだそうだ


それに

些細なことで

できた小さな傷が

ジクジクと

これらの思いにこすられて


知らないうちに

えぐられて


いつも

心に痛みを抱えているような状態になる


長いあいだ

無意識のうちに

自分のことをジクジクと

責め続けて

安らぎを与えないでいると


原因がよくわからない疲れがたまり

なにかをやる気力が湧かなくなったりする


突然

電池が切れてしまうのだ


知らず知らずのうちに

バッテリーを消耗させていたということなのだろう


そんなときは

もどかしい自分を

ますます責めがちだ


大した事もしてないのに

疲れたり

やる気が起きないことに

ヘタレだと決めつけたりする


さらに、思うようにいかないから

ますます責めたくなってくる…


なんとかしようと

思いつくままに

いろいろ、あがこうとするけれど

それは

往々にして空回りにおわる


これからは


思い切って

そんなパターンをやめてみよう


否定や不満で

心のバッテリーを消耗するのなら


いまの自分や

自分が置かれている状況

自分の周りのひとやものに対して

否定や不満の思考を

意識して止めてみる


それらの気持ちが

浮かんだら、浮かんだでも

それはよいことにして

それらをそのまま

どうこうしようと追求しない


自分や何かを

ジクジクと責めることを

意識して

ピタリとやめる


それだけでも

なんだか

心のなかに

くすぶり続けていた

黒い雲がうすくなってくるのがわかる


傷をこすり続けることを

いま、ここでやめれば


出来た傷は

時間をかけながら

自然に癒えていくだろう


自分やなにかを否定したり

ジャッジしないと

改善することはできない…

向上することはできない…

と考えがちだが

そうではないのかもしれない


今のありかたを

否定しなくても

現状をよくしていくことは

きっと、できる


だから

まず、ジクジク責め続けることをやめる


そうするだけで

いつも直りきらずにいた

心の傷が

自然と癒え始めていくのだ


責めることを止めると

それだけでも

何かが少しずつ変わってくるだろう


変わるきっかけになるだろう


いつも

今までも

今日も

今、この瞬間も

頑張って生きている自分


少しでも良くしよう

良くなりたい、と

切に願いながら


歩み続けてきた自分がここにいるのだ


愛しいではないか


それに

いま、気がついてみること


責めることを、もう止める

否定することを、もう止める


いつもの心の思い癖を

少しだけ工夫するだけで

何かを変えるきっかけになる


自分を否定したり

責めることを止めてみるだけで

これから進む道のりが

きっと大きく変わっていくだろう


もっと

心が軽くなって


頬に受ける風が

こんなにも優しい、と

気がつくかもしれない


太陽の日差しが

こんなにも

暖かくやわらかく

包んでくれている、と

気がつくかもしれない


目にするものが

いっそう美しく

心に響いてくるかもしれない


自分の住む世界が

じつは

とっても自分に優しかったのだと

気がつくかもしれない


生きるのが


もっと楽しいものなんだ


そんなふうに

思えるようになるのかもしれない