幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

しあわせへ帰る

『人は

生まれてきたのだから

幸せになるべき』


いま、この言葉が

改めて

心のなかで響く


人は


苦しみによって

磨かれ

高みへといける


だから

苦労は買ってでも

するべき


そんなふうに

うたわれたりもするけれど


苦しみは

人を疲弊させる


だから

やはり

人は幸せになることを求め


もっと心地よく

たのしく

毎日を

いきいきと

生きた方がいい


何がしあわせ?


心に訊いてみると


感謝につつまれながら

心が安らいで

心と身体がすこやかで

生命力に満ち溢れて

安心して

信頼して

心が愛でいっぱいで

楽しく暮らすこと


そんな光景が

映し出された


この世界は


豊かな贈り物でいっぱいなのに


いつも何かに追われ

急ぎすぎて

それを忘れてしまってるのだ


忙しさや

「まだ足りない」「何かが足りてない」という欠乏感

追いたてられるような焦燥感


誰かとうばいあったり

誰かと争ったり

誰かと競いあったり


誰かを責めて


自分を責めて


終りのない苦しみのなかにいる


与えられているものに気づかないで


与えられているものを

数えようとしないで


人に左右されて


自分自身のよりどころがなくて


翻弄されて


暗闇のなかで

いつも迷いながら

必死でなにかを探している


必要なものはここにあるのだ


すぐそばにあるということに気づけずにいる


思いだそう


優しさを


安らぎを


大地が用意してくれた

優しい食べ物を

感謝しながら

ゆっくりといただいてみる


みどりがいっぱいの

澄みわたった場所へ

出かけてみよう


見渡せば

空気が澄んでいて

きれいで


鳥のさえずりが心地よく

花もみどりも美しく目に優しい


その場所で

目を閉じて

ゆっくりと深呼吸をしてみる


ほしいものは

すべてここにある


必要なものも

すべてここに


この場所に


どこに

探しにいこうとしていたのだろう?


遠くばかりへ探しにでかけても

どこにも見つからなかったはずだ


しあわせは

感謝する心とともに

いま立つこの場所にあるのに


わたしたちは

遠く

どこまでも遠く

何かをさがして

旅へ出かけ


いま、疲れ果てて

立ち止まっているのだ


しあわせは

心のなかにあるのだ


安らいだ心のなかに


いまあるしあわせに気づけばよい


いま手にしている幸せを

目を閉じてかみしめるのだ


安らいだ心によって

身体もほんとうのすこやかさを取り戻す


いつだって

この世界は

私たちに優しいのだ


ただ

今まで

それを忘れていただけのこと


地球の恵みをいただいて


太陽の力強い光のなかで


大地を踏みしめ


優しさと強さを

身体と心に充填させる


そして

誰かといがみあわずに


奪いあわずに


ともに

笑い合い

お互いを認め合いながら

安心して生きる


信頼して

毎日を送ること


それがしあわせ


それが

求めるべき

あるべき本来のすがた


そんなしあわせを

取り戻していけばいいのだ