幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

春風の誘い

昨日は終日、雨が降り続けていた


淡々と

長い時間をかけて


まるで

何かを溶かして

何かをきれいに

洗い流しているような

しずかな雨音だった


そんな一夜があけた今朝


キラキラとした快晴が広がっている


そして


春の満開の花たちが

日差しを受けながら

手招きをしている


『出ておいでよ』


なにもかもが

キラキラと光って

そう誘い出す


でも、食器も洗ってないし…

洗濯もまだやりかけ…


ずっとできていなかった○○も△△も

この休日のついでに片付けてしまわないと…


そうやって

いつもいつも

春風の誘いを断ってしまっていた


『出かけたい、外に出ていきたい』

そう叫ぶ自分の心を押し込めて


真面目ぶって

そんなことを続けてきていたら

なんだか

いつも心が不機嫌


なんだか

いつも怒った顔で

許せないでいる


周りも


自分も


だから


今日はお誘いにのることにする


春の花たちが

一年をかけて

ずっとずっと土の中で

エネルギーをためこんで


一生懸命準備して


今、また

ここに花咲く季節が巡ってきて

思いきり

なんの迷いもなく

自分たちをすべきことを

表現している


元気をなくしかけた

私たちに


愛と力を届けようと


いま、この瞬間に

命をかけて

懸命に咲き乱れている


その誘いをまた今日も断る?


答えは「ノー」だ


『出ておいでよ』


『さあ、早く…』


春の日差しが傾いてしまわないうちに


自分の心の声を聴いて


さあ、出かけよう


春の花たち

初々しい美しい声で鳴くうぐいす


心地よさを有難う


心に足りていなかったものが

みるみる満ちてきた


自分を愛する

自分をいたわる

そのことを忘れてしまうと


私たちは

すすむべき道のなかで

迷ってしまうような気がする


いつでも

自分を大切に


自分の心の声をちゃんと聴いて