幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

みどりの風のなか

瑞々しい緑の新緑の季節

いま、空気が一番澄んでいる気がする


風薫る5月


若さ

瑞々しさ

生命力

これから


そんな言葉が似合う季節


優しい澄んだ空気のなかを歩いた

心が本来の場所に還る

しずかな幸せ


緑になった桜の木立が風を受けて

一斉に風音を鳴らす

「よく来たね」


こんなきれいな光景を目にすると

君のことを考えてしまうのだ


いま、ここに君がいれば


いま、この安らぎと煌めきを君に届けたいと思った


この一番きれいな緑の季節を見てもらいたい


君は何を感じるだろう

何と言ってくれるだろう


みどりのなかを共に歩いて

澄んだ空気を味わって


そんなことすら、まだ叶わない

ネガティブ

そんなことで何を悲しむの?

そんなことで何をクヨクヨしているの?

いつまでこだわってるの?

何にしがみついているの?

変化についていかない心がある


「そんなことくらいで」


強くて冷静な、ドライな誰かだったら

もしからしたらそんなふうに言うかもしれない


人にはわかってもらえないかもしれない


でも今は哀しい

今は淋しい

今は苦しい

そう感じている気持ち

それが紛れもない正直な自分の感情だから


いつものように自分の気持ちを押し込めてみたり

何も感じないふりをして

「立派な自分」を演じつづけてばかりいられない


それがありのままの自分の心だから

誰にもわかることのできない自分だけの感情


だからこそ、その感情を自分自身が拒んで、否定して、払い除けたりせず

無理に強がったりもせず

ありのまま、見つめ

その震える心を抱きしめたっていい


何に揺れて

何に揺り動かされるかは

人それぞれ


同じである必要なんてないよね


正直に現れる自分の感情を無理やり理想的に正さないときもあっていいんじゃない?


「そんなこと」と否定せずに

今は、受け止めたい


自分からかけ離れたものに無理になろうとしなくていい


演じなくていい


波打つ心を受け止め

静まるまで待つ


そこから何かが始まる


始めていけるというなら

今はただそんなふうに揺れて震えている心を

自ら抱きしめ

静かにしていたい


すべてが整うまで

輝いている人の共通点

輝いてる人

成功している人

非凡な人と呼ばれる人


そういった人たちには特別な才能が与えられていて、特別な境遇や運命が用意されている

だからそういう自分自身も肯定することができて、愛することもできる…


そういう人たちは、元々とくべつに恵まれているんだ

そういう運命にあるんだ


これまでずーっとそう思ってきた


それら「特別で非凡な人たち」とは次元や世界や与えられるものが違うんだ、と線を引いて考えてきた


でも、それだけではないらしい

それだけではないのだと思う


天使が教えてくれたように


そういった人たちに共通する心構え


それは、まず自分自身のことを肯定していること

自分の身の回りにあるモノ、いる人たちをいとおしみ、大切に感じて向き合っていること

そして、小さなささやかなことを大切にしている


それらに対して愛をもって、見つめていること


特別に輝いている人たちは、自分に関することを肯定することから始めているのではないだろうか


自分に関することを受け入れて愛すること


まず肯定することから始めている

そこから何もかもが発している

それが前提


天使はいう


その特別な人たちと平凡な自分との間に引いている「線」などないと


まだなにも持っていない、小さな自分を肯定することから始まるのだ


「自分がいま、何をもってる、何があるからこうなのだ」とかは問題視しない

そういう「現状」はとりあえず脇へ置く


極論をいえば、『なにも持っていなくても、肯定することから始めるから、成功する、豊かさが集まってくる、輝くのだ』


自分の状況をなにも判別せず、判断せず、素直に肯定し、心のなかで愛を膨らませる


なにも持っていなかったところに、豊かさや成功が、自分に少しずつもたらされるたびに

自分を肯定する気持ちもさらに育っていく


輝きはそうやって大きくなる


豊かさはそうやって増幅していく


自分もその「豊かさの船」に乗り込んで

追い風を受けて出港していこう