幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

自立

誰かに意地悪されたり

心ない態度を取られたり

自分だけ仲間外れにされたり


そんなことをされると

人は誰でも

心がこわばって

自分に何か原因があるから

そういうことを人からされてしまうのではないかと思うものだ


自分が悪いから


何か至らないから

情けないから

何かが足りないから


だから、批判される

バカにされる

人に受け入れられない


そうやって

自分で自分を否定するように考えて

追い込んでいくのだ


ただ

ありのままでいることを自分で自分に許せない


その反動で

人に好かれようとしてみたり

人に気に入られようと気持ちとは裏腹の自分を演じてみたり

必要以上に虚勢をはったり


人に好かれなければならない

受け入れられなければならない

気に入られなければいけない


そうしないと

世間を渡っていけない


行き着くところは

いつもそこだった


もう

何年、何十回、そんな思いを抱いてきただろうか


いたたまれなかった

いつでも


そして

いつも何か頼りなげで寂しかった


今なら

はっきり言える


そんなものの犠牲になることはないのだ、と


ありのままの自分じゃいけない


ありのままの自分だとダメだ


今まではそれが信条だった


でも

これからは違う


自分自身の評価は

自分自身が決める


誰かに受け入れてもらうことが目的ではなく


自分が自分自身を受け入れることをしていく


そして

それこそが大切なのだということ


そうすることで

これまでとは

まったく違う世界が拓けていく


もっと

楽に


もっと

楽になろう


自分が自分自身を受け入れれば

なにも怖くない


何も恐れなくていい


何にも、誰にも

不必要に気を遣う必要なんてない


人に好かれなければと

顔色を窺うことは

とても心を消耗する


そのために

自分が自分でいられなくなったり


本当の自分を押し殺していなければならなくなる


そんなことをしなくても


人に気に入られようと

顔色をいちいち伺わなくても


人に親切にふるまうことはできるもの


そして、それが出来る人は

人から見捨てられることなどない


だから、極論を言えば

人の顔色なんて

伺わなくてもいい


今、自分が無理なく

してあげられることを

誰かに、ただ、してあげればいい


もう、よけいな

何にも囚われる必要はないのだ


楽になろう


自分で自分のありのままを

認めよう


受け入れよう


自分をあるがまま

すべてを


それは


誰かに寄りかからずに

自分の足で立つことでもあるのだ


自立とは

誰の力も借りずに

頼らずに

ひとりでなんでもこなす、ということではなく


自分のありのままを

認めて

愛して

誰かの評価を頼りにすることなく


寄りかからず

傾かず

まっすぐに

そこに立つことなのだ


わたしは

初夏の清々しい風を受けて

そこに

まっすぐと立つ


これがわたし


これでいい


迷わずに

そう思いながら