幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

クリスマスギフト

まだ何もわからない漆黒の闇のなか

まだ何も現れていない


でも心のなかに揺るぎない光の灯火が灯っている


自分で気付かないでいても

この光の灯火は心の奥深くに消えることなく灯っている


まだ何がもたらされるのかもわからないのに

この漆黒の闇のなかで

私はいつになく希望を感じているのだ


外は吹雪が舞う

凍てつくような冷たい夜

それなのに

ここには希望がある


豊かさなど信じることが難しい状況のなかで希望など持てるのか?


いや、ちがう


希望があるから何かが生まれるのだ

心に揺るぎない灯火が揺れながら灯っているから

その灯火が持つ力を信頼し、小さい火種を大きくしていく


天使にもたらされたこの希望の火種をこれから強く大きくしていくのだ


そして、そばにいる人に

出会うすべての人に

この火種を移しながら

ひとつひとつ灯していく


希望の火種は広がり

やがて、大きな光の輪となる


そのとき

あれほど広がっていた黒い闇は

消えそうもなかった暗い闇は

どこかへ消え去っているのだ


クリスマスに

私は天使からこの尊い光の「火種」をもらった


思い出させてくれた


それは私たちが忘れていた

消えかかっていた

本来持っている光の火種


苦しみを選ぶことによって

この素晴らしい火種の存在を忘れているのだ


それを掘り起こし

呼び覚まし

今から

赤々と燃やしていく


真っ暗な漆黒の闇のなかで

赤々と

力強く

燃やしていく


ここから

何かが生まれる


天使があらためて言うのだ


目の前の闇ではなく、希望だけを見つめなさい、と

望みだけを見つめなさい、と


何もないところから

希望を持つことから

光に満ちたものが生まれる


最高のクリスマスギフトは

すでに

私たちのなかに存在している


私たちの中にあるこの光は

どこへも逃げていかない