幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

自分を許し、自由になる

天赦日の今日


あらためて

ありのままの自分であること

自分のしたいようにすること、過ごすことを

自分に許す日にする


それでいい、と認める日にする


誰かや何かに

縛られたようになっていたのは

じつは、自分でみずからを縛っていたのだと気づいたりする


自分が自分を許さずに

身動きができないように

自由を奪っていたりする


誰かがむしょうに許せなかったり

憎かったりするのは

じつは、自分自身のことを許せなかったり、憎かったりしていたことに気がついたりする


自分で自分のことを許せるようになっていくと


縛られ、こわばっていた何かが緩むのだ


ふわっと何かが緩み

解かれ

そして

少しずつ、力を取りもどしていく


取りもどしていく過程は

ゆっくりかもしれないけど


それすらも、焦らずに許そう


ありのまま、なせるままでいいのだから


気持ちが楽になってくると

すべてにおいて

生き生きとした活力が生まれて

何かが動きだし、廻りはじめる


自分への「縛り」を解くと

もっと自由になる


そして、もっと素晴らしい高みへと行けるのだ


今を変えたい

よくありたい

もっと高みへと行きたい

行かなければ、と思うがために


できない自分を責めて

叱責で縛り付けていたことが


むしろ、良くなっていこうとする自分の邪魔をして

萎縮させ、縛っていたのだ


自由になろう


自分を許して

楽になろう


窮屈に

折りたたまれていた

羽をゆっくりと拡げれば


どこへでも行ける


楽に呼吸ができる


鎖をといて

自由になっていこう


自分で自分に自由を許せば


現実もそう変わっていく


軽やかに

飛び出していこう


行きたいところへ

向かっていこう


ほんとうは

自分を縛るものなんて

最初からないのだから

あなたの使命

あなたなら大丈夫


これまでの経験で


深い悲しみや

悔しさ

淋しさ

それら人の心の痛みを知ったあなたは


ほんとうは

大きな愛を持っている人


だから


もう

それらに負けたり

自分を卑下したり

心を振り回されたりしないこと


あなたなら

大丈夫


あなたがはじめから持つ

大きく

深い愛で


暖かな心で


いま

周りを包み

照らすのです


深い悲しみを知った

あなただからこそできるのです


うらみたくなるような

叫びたくなるような

数々の悔しいこと

悲しいことは

それらを知り

そして

これからを生きるために

ありました


もう

自分を小さく見くびることなく


いつまでも

天をうらんでいないで


震えていないで


自分の力を知るのです


自分の力を信じるのです


周りを

大きな光で照らしてごらんなさい


あなたの持つ優しさと

深い愛で


それが


あなたの役割なのです


あなたなら

大丈夫


あなたなら

できる


かならず

ゆっくりと

ゆっくりでいい


ゆっくり動こう


ゆっくりと感じよう


ゆっくりと取り組もう


あくせくする心を

そっと説き伏せて


自分のペースで

自分の呼吸で



そうしてみたら

忘れかけていたものを思い出すことができた


それは

いとおしむ心だったり


周りにあるものへの感謝だったり


何かが好きだったことを

思い出したり


ゆっくりと動いて

ゆっくりとした時間を

自分に許してみるのだ


そうすれば

見えていなかったものが

見えてきて

心の霧が晴れてくる


降り積もった雪のなかに

落ちた落ち葉が

光を受けてキラキラ光っている


なんて美しいのだろう


ゆっくりとした時間のなかで

普段見逃していたささやかなもの

一つ一つに気づく


美しく

刻々と変わる空と雲

冬の雪のなかでも

春を待って芽をつける木々の枝


自分のそばで

息づいている仲間たちの存在


いま

ここで

一緒に生きていること


美しさを知る


健気さを感じる


急いでばかりでは

なにも見えない


忙しさばかりでは

何も感じられないのだ


自分が


いかに周りに助けられて


周りにいかされて


恵みに溢れているという事実を


感謝する心を

忘れてしまっている


忙しさは

心をなくす


スピードや

効率や

成果や

恐れや

何かを失う心配


いつも

急いで、急いで

片付けて

こなして


それでも

何かが足りない


そんなリズムだけでは


何もわからない


何も得られない


せかせかした気持ちのままでは


何も感じられなくなって


何が幸せなのか

わからなくなる


なんのために

生きているのかも

わからなくなる


だから

さがして、さがして

さがしまくって


何が心を満たすのかを

さがし回って


何も見つからない


せかせかするのをやめて


ゆっくりと動くことで


自分にやさしくなることで


さがしていたものが

見つかる


心が息吹を取り戻す


どこにもなかった

とこにも見つからなかった

さがしものが

一番近くにあったことを


ずっと

自分のそばにあったことに

気がつく


自分は

ずっと、ずっと

しあわせだったことを

思い出すのだ