幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

一日の終わりに

1日を終えたときに


例え、その日がどんな日であったとしても


『よくやったね』


『今日もできるだけベストを尽くして、頑張り抜きましたね』


と自分自身に向かって言う


自分の肩を叩き、ねぎらうのだ


自分自身をハグしてもいい


非の打ち所がない満足のいく日を過ごしても


反対に

何か気に入らないことがあって、心に何かがずっと引っ掛かっていても


その、どちらだとしても


『よくやった』

『お疲れさま』

と自分に声をかける


その日に

何かをしくじっても


何か間違えても


何かが思うようにいかなくても


起きたことが気に入らなくて

心がジクジクうずいていても


それらを問題視せずに


心の外に置く


今日、1日頑張って過ごしたことこそが

尊いことだからだ


なんであれ、ベストを尽くしたのだから


色々考えて

色々感じて

やれることをやったのだと捉える


無条件で自分ことを許し、ハグする


それだけで


何だか緊張やわだかまりが解けて


ふわっとやわらかく何かに包まれたようになって


軽やかに

じゃあ、明日も頑張ってみようかなと

自然に思えてくるから不思議だ


自分が至らないことを

ジクジクと責めて続けていることは

起きている事態を改善するには

むしろ自分自身の足を引っ張ることなのだ


どんなに冴えない日でも

どうにかしようと努力していたことは紛れもない事実


ねぎらおう


労ろう


自分のことを認めよう


自分のことを褒め称えよう


それが

自分を「元気」に戻してくれるのだから


だからこそ

気持ちを切り替えて

やり直そうと思える


また

歩き始めようと

思うことができる


これからは

自分を責めるのではなく


自分のことを認めたり

自分を讃える


そうして、もっと楽になって


軽やかに


もっと歓びをもって

生きるやり方に変えていく


もっと楽になろう


もっと、もっと

楽になっていこう

自分を赦すこと

自分自身をゆるすこと


自分自身をやさしく

大切に思い

愛で包むということが


どんなに

素晴らしく

計り知れないパワーを持っているのかを


わたしたちは

よく知らないで生きている


でも


神様も

天使も

わたしたちになんらかの形でメッセージを投げ掛けてくれるもののすべてが


いま、こぞって

唱えているのだ


『いまの、そしてこれまでの

自分自身のことをすべて赦して

愛で包んでごらんなさい』


『あなたが

自分自身をどんな人間だと思おうと

これまでのことをどう評価しようと

許せなくて

認めたくなくて、嫌いであろうと』


『自分なんか幸せになるのに値しない

などと思おうと』


『それは脇に置いて

神様にあずけ

消し去ってもらうのです』


赦せないでいるすべてを

明け渡して


いま、自分自身を

無条件に

愛し、赦す必要がある


なぜなら


その先に

明るい、本当に望む未来が

開けていくからだ


自分自身の愛とゆるしの力で


その温かく

力強いパワーの力を借りて


自分の心のまわりに

固くへばりついていた

悲しみや苦しみ

不信、疑念、憎しみ

あらゆる固い殻や壁が

粉々に、くだけ落ちていくだろう


そして、わたしたちは自由になっていく


新しい自分


今までの「足りなくて、至らない自分」をはるかに超える

「大きく、豊かで、力がみなぎる素晴らしい自分」になっていく


それは

今まで見えなかったものが

見えてくること


今までわからなかったことが

わかってくるということ


そのために


自分自身をいつまでも赦さないでいることや


過小評価することや


自分自身を忌み嫌って

別な何かに生まれ変わろうとする意識を

もう捨てる必要があるのだ


もっと、もっと


自分が思う以上に

自分を赦す必要がある


自分を大切にする必要がある


遠いむかしに諦めていた

ずっと欲しかったものを手にいれるために


欲しくてたまらなかった豊かさを手にするために


ずっとなりたかった自分になるために


自分自身をゆるすのだ


自分をゆるすことで


自分のことを後回しにせず

自分の今の気持ちを優先させることで


大切にすることで


失いかけた健やかさを取り戻すことができる


失いかけた豊かさを取り戻すことができる


遠くへ行ってしまっていた

愛を取り戻すことができる


ずっと忘れていた笑顔が

自分に戻ってくる


涙が乾いて

心に温かく安らぎが宿るように


心は待っていたのだ


長い間、ずっと


この苦しみが

解かれるのを


いま、神様の力強いエネルギーが

太陽の光のように

この地で生きている私たち一人一人に

降り注いでいる


それを受け取り

わたしたちは

自分を赦し、愛することの大切さを知って


いま、ここから新しい道に踏み出していくのだ


もう

いつまでも苦しんでいる必要はない


自由になろう


まとわりついていた鎖を

自分の手で

解きほぐすことができたら


自由になれるのだ


自由になってもいいのだ

正しさという「剣」

人として

正しくあるべきだと

ずっと思ってきた


それがどんなに

自分や他人に厳しいことであっても

当然のことだと疑わなかった


でも

「正しさ」は時に

人も自分も裁き

心に剣を突き立てる


いつも正しくあるべきことが

良いこととは限らない


「正しさ」を選んで

自分自身に無理を強いたり

他人を批判して

愛のない態度や言葉をぶつけたり


その正しさには

「こうあるべきだ」という

独りよがりの思い込みは

ないだろうか


時には

正しさよりも

優しさを選ぼう


心を

柔軟に

視野を

広げて


正しさを振りかざして

人も自分も

傷つけてしまわないように