幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

いま、ありのままで

春という季節はみんなが好きな季節


冬枯れで彩りが乏しかった景色に

色が一つ一つ灯るように


花たちがこぞって顔を出すからだ


そんな季節を誰もが待ちわび、誰もが楽しむ


それが普通


そうなるのが普通


だから、春が来たら心がウキウキするのが普通


でも


人の心は

もっと奥が深かったり

もっと繊細だったり

もっと複雑なものが絡み合っていたり


すんなり

「普通」というわけでもない


楽しそうにはしゃいでる人たちがいる一方で


春が到来しても

なぜか心が沈んでいたり


前にすすむ気持ちが少し枯れてしまっていたりもする


春なんだから、それじゃいけない


もっと明るくならなければ、と焦って


でも沈みがちな心を

とうすることもできないのだ


沈んだ心を

無理に奮い立たせようとしても

なかなかうまくはいかないもの


心はコントロールして

思い通りになるものではないのだから


沈むには沈むだけの

理由があるのだから


それを打ち消そうとしたりしないで


『いいんだよ、そんなことしなくても』


心にそんな思いが浮かぶ


無理なら無理でいい


無理なら無理なりに

今をそのまま感じていればいい


ありのまま


ありのまま


心を無理やりコントロールしようとすることは

逆にエネルギーを消耗してしまう


心が沈んでいても

それは「そういうとき」なのだ


だめなら、だめでいい


ありのまま


ありのまま


沈んでいるなら、そのままで


でも、その上でも

少しだけ、ちょっと動き出してみればいい


ダメな自分の心を責めないで


何も責めず


何もせかさず


ちょっとだけ動き出してみればいい


動き出せば

重苦しかった心も

少しだけ軽くなるから


それで、いい


春風と優しい花たちは

そんな私たちをいつでも優しく出迎え

心をやわらかく包んでくれることだろう


いつでも

自分の心に優しく


あせらず


せかさず


やさしい春の花たちが、そうしてくれるように


自分も

自分自身の心に

やさしく寄り添ってみればいい


ありのまま


ありのまま


もう一度

もう一度、やってみる


今まで上手くいかなかったこと

今まで上手くやれなかったこと

叶わなかったこと

失敗したこと

諦めたこと


ほんとうは、好きなことなのに

何かを理由に

遠のいて

やめてしまったこと


それをいま、もう一度


でも


今度はこうしてみる


上手くやろうなんて

思わないでいいから


下手でもいい


思うように取り組めなくてもいい


「計画どおりに」行かなくても気にしない


前よりも上手くできなくても、それでもいいから


でも、好きなそのことを


好きだったそのことに

取り組むことに心を注ぐ


上手くやれないなんて考えは、もう関係ない


それを理由に距離を置いてしまうなんて

とてももったいないことだ


あのとき

なんらかの理由で

好きなことから遠ざかってしまったのも

うまくいかなかったのも

きっと

取り組みかたが

間違っていたのだ


きっと

何かが間違っていたのだ


ただ、心をそそぐ


ただ、楽しめばいい


そうすればよかった


そうできればよかった


そうすれば、きっと


無心に時間を忘れて

夕暮れまで

飛び回っていた

子どもの自分みたいに


目を輝かせて


そのことをするのが

「ただ、ただ、楽しい…」


そんなふうに思えるかもしれない


それでいい


好きなことをするのに


楽しいことをするのに


上手くできてるかなんて

考えながら、やったり


ものさしではかったり


誰かとくらべたりするから


苦しくなるのだから


あのとき

そんなふうに思って

自分のこころを苦しめて


その好きなことを

自分から遠ざけてしまった


絵でも


楽器でも


人と関わることでも


なんでも、すべて


楽しい、大好きだったことを


いま、もう一度

つながりなおす


何が一番、大切なことであるかを


もう一度、心に思い出すために


そして、元気になるために


『今のあなたなら

今度は上手くできるよ』


春のやわらかいそよ風が

この自分に

そう教えてくれたから


ただ、すなおに

無心に

やってみるだけ


自分ファースト

うまく進まないこと


いつまでも変わり映えのない現状


どうにかしたい


どうにかしたいのに

なかなか思うように変えられていない



日々、休みなく取り組んでるつもりなのに

何にも片付いていない、出来ていないような気持ちになる


ふとしたことで、モチベーションが保てなくなってくる


何をやっても無駄なんじゃないか


そんな気持ちが心に生まれると


やる気もそがれ

進み続けることや、やり続けることが億劫になったり

やめたくなったりする


気持ちが枯れてしまうからだ


気持ちが枯れたら

無理をしないことだ


それから

同じやり方に固執したり

一度にやってしまおうと

思わなくていい


一呼吸おいてみる



気持ちが枯れることは

車がガス欠で走れなくなることと同じこと


そんなときは

自分を満たすことをまずはした方がいい


許されるなら

何かを取り組む前に

先に遊びにいってもいい


先に楽しいことをやって

元気になった方がいい


楽しかったとか

良かったとか

気持ちが満たされれば

自然と心地よいコンディションになる


車がスイスイと走り出せるように


パワーがあれば

少々難儀する物事も取り組んだり、片付けたりできてしまう


心が満たされ

心が整うから


現実を整えられるエネルギーが生まれる


内側を整えれば

すなわち

外側も整う


まずは自分ファースト


いつも自分ファースト


自分ファーストで

心を整えて

自分の世界を

自分の周りを

一つ一つ、光に塗り替えていこう