幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

良いことだけを見つめ、良いことを数える

私たちが生きているこの世界は

良いことも悪いことも存在している


好ましいことも

好ましくないことも

時として起こるもの


そのとき


心はどちらの状況を見つめやすいか?


どうしても

好ましくないことに

心は引っ張られて

気がつけば

好ましくないことばかりを気にして


好ましくないことばかり

着目して

数えている


心は陰り

不満がいつも広がっている


もったいないこと


この世界には

良いことだってあるのに


好ましいことだってあるのに


嬉しい、恵まれたことだって

たくさんあるのに


なぜか

好ましくないことや

イヤなこと

満たされていないこと

持っていないことばかりに目がいって


誰かと自分を比べて


人ばかりがよく見えて


自分の良いところが見えなくなって


自分の足りなさばかりが

気になって


不満ばかり言って


いつも

不機嫌でいる


もったいないこと


恵まれていることや

幸運なこと

持っていることが

歴然としてあるにも関わらず


それらは

心のなかで

影を潜めている


そこにあるのに


持っているのに


心のなかでは

「良いこと」や「恵まれていること」、「持っていること」の存在が消えかかっている


だったら

その「逆」をやればいいのだ


悪いことを見つめる代わりに

良いことを見つめる


持っていないことを数える代わりに

持っていることを数える


悲しいこと、悔しいことを

じっと見つめる代わりに

嬉しいこと、心が安らぐことを

じっと見つめてみる


努めて

見つめようとすること


努めて

数えようとすること


その方向転換が大切


良いことを数え始めた人には

神さまはもっと良いことを

授けて下さる


嬉しいことを見つめようとする人には

もっと嬉しいことが起こるようになる


心の向きを変えてみよう


私たちは

自分が思うほど

悪くない


自分が思うほど

「不幸せ」じゃない


自分が感じる以上に

ずっと、ずっと

恵まれて、幸せなのだ


それに気づこうとする姿勢が大切


良いことを数え始めた人には

笑顔が増える


そして

気がつくのだ


じつは


自分は

思った以上に

幸せだったんだと


たくさん

たくさん

色々なものを持っていて


たくさん

たくさん

支えられて


今までも

今日も

これからも

ここにこうして生きているんだと


おおらかに

なにかを失敗すると

とことん落ち込んでしまうのがあたりまえになっている


失敗することは、はずかしいし


誰かに迷惑をかけるし


こんなふうに


なにかをしくじることは

手痛いことだから


失敗しないように、とか

失敗してはいけない、とか

失敗したら終わりだ、とか


いろいろな影響を思い巡らし

自分を追い詰めるのだ


なぜ、そんなふうに考えるようになったのだろうか


心に聞いてみると


過去に失敗したときに

誰かに叱られて怖かったから、とか

恥ずかしかったから、とか

不甲斐ない思いをしたから


だから、もう二度としくじりたくない


失敗してはならない、と

自分自身をきつく、きつく

戒めているのだ


失敗はゆるされない


そんなときもあるだろう


でも

もっと、もっと大きな視点で

それを捉えようとしてみるならば


失敗しても、いい


失敗して

つまづいて

そこで

気がつけばいいのだ


『それは、いけないんだよ』


それを気づかせてくれるために、つまづきや失敗という出来事がある


それを学ぶために

いま、ここで生きているということなのだ


だから、失敗を恐れなくていい


つまづいたら


なにかを学んで


そして、必要なら自分自身を整える


つまづいて、いけないことなんてない


はずかしく思ったりするけど


はずかしがらなくていい


「失敗してはいけない」と

きつく、きつく心を縛ったりしないで


目くじらをたてないで


それに、よって萎縮してしまって


挑戦することをやめてしまわないように


もっとおおらかに


間違ってたんだね

じゃあ、こうしよう


かろやかに

心を変えていこう


大切なのは


気がついて

良くしていこう、とすること


神さまはそれを見て

きっと、微笑んでいる


よくなるためにすべては起きる

これまで慣れ親しんできたこと

惰性の流れに任せていたこと


それが、突然止まってしまう出来事が起こることがある


当然、じたばたしようとする

こんなはずじゃないとあがいたりもするだろう


しかし

それは、最もよくなるために起きていることだったりするのだ


任せよう


すべては「最善」のことなのだ


そして

忘れていた大切なものを思い出してみるのだ


忙しく身を任せて

見ようとしてこなかったことや

後回しにしてきたこと


ほんとうは

優先して大切にすべきことなのに

時間ができたらやろう、とか

今はやれないから、と見送ってきたこと


それらを

見ないふりして

走り続けようとするから


神さまは「ストップ」をかける


このまま、進んでいけば

「崖っぷち」が待ち受けているからだ


『このまま進んではいけないよ』


神さまの思いが

いろいろなことに「ストップ」をかける


どうして、こんな目に合うの?


もう少しだったのに

どうして、ここでやめさせられるの?


いろいろな思いが交錯する


しかし


すべては

よくなるために起きていること


すべては

これ以上、事態を悪化させないために起きていること


そして


すべては

今までにない

はるか想像を超えた良きものが生まれるために

起きていること


ストップさせられたことに取ってかわる

もっと、もっと素晴らしいことが生まれるために起きたこと


「ストップ」はその「分岐点」なのだ


立ち止まろう


思いだそう


大切なことを


大切なことは

他人に聞くものではない


自分のこころに聞く


何が大切?


何が好き?


ほんとうはどうしたいの?


いま、立ち止まり

まっさきにやるべきことをあげるならば


それは

自分自身へのいたわりと愛だけ


悲しまないで


焦らないで


いま、目の前で風にゆれている花が

教えてくれる


『心配しないで

あなたに必要なものは

すべてもたらされるのだから』


ほんとうに

必要なものが