幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

閉じていく過去の扉

人にはいくつかの節目が用意されている


今までのステージが終わり

次のステージにさしかかるとき


今まで身を置いていた場所の扉が閉じようとしていて


でも

まだ次の世界の扉が

姿を現さないとき


そのはざまにいると


どうしても

未練がましく

後ろを向いていたり


閉じようとしている扉を開けたがったり

戻ろうとしたり


宙ぶらりんな位置にいると


元の場所に戻りたくなったり

戻ろうとしたりするもの


慣れ親しんだところは

居心地よく思えるから


しかし

扉はもう閉じている


それは

拠り所とするところを奪われたのでもなく


世界が冷たいのでもなくて


あなたは

次に行くべきところがあるのですよ、と神様が伝えているのだ


私たちは

導かれている


どこに向かっているのかが

わからなくても


本来の

進むべき道へと

導かれているのだ


だから

突然、今いる世界を追い出されるようなことが起きたり


続けてきたことをやめなければならなくなったり


環境を変えるようなことが起きたり


でも

すべてはよくなるために

起きていること


神様は

誰かの口を借りて

そのことを伝える


あなたは

まだ元にいた場所に戻ろうとしていますね

もう扉は閉じたのですよ


あなたは

もう

次に行くべきところがあるのです


そこに行く必要があるから

これまでの扉が

とつぜん

閉じてしまったのです


このまま

何もうたがわず

進みましょう


前を向いて


進みましょう


それが

ステージが変わった

私たちへの

神様のメッセージだ


閉じてしまった

終わってしまった

時間や場所に戻ろうとしたり

とどまろうとしたりしても


苦しいだけなのだ


しんじて

うたがわずに

進めば


軽やかな風が吹いて

私たちを

味方してくれる


迷いを捨て


執着を捨て


進んでいこう


新しい世界へ


ほんとうの

望む世界へ


それぞれのプロセス

人はこの世界に生まれてきて

体験することも、辿るプロセスもみんな違うもの


それが前提なのに


誰かと自分を比べて


自分が負けてるとか

持っていないとか

あの人ばかり得をして羨ましいとか

色々な感情を抱いて

心を曇らせてしまう


人はそれぞれ

辿るプロセスが違う


そのプロセス

その経験によって

その人がこれからの人生のために

学ばなければならないこと

気がつかなければならないことがあるからだ


その苦い経験

ためになる経験によって

人は学ぶ

気がつく


その人の世界が拡がる


だから

誰かと比べて

悲しんだり

嫉妬したり


そんなものに捕まってばかりいてはいけない


どうして自分ばかり

どうしてこんな目に?


もしも


そんなふうに

心がやるせなさに包まれたのなら


思い起こしてみよう


自分に必要なプロセスを辿っているところなのだ、と


この経験、この思いによって

自分は何かに気がつき


これからのことにいかしていく


そのために

いま、この体験を味わっているのだということを


すべてには意味がある


たどっていけば

このまま、歩んでいけば

それがわかる日が来る


悲観しないで


卑下しないで


いつか

この経験を経て

トンネルをくぐり抜けたら


望む世界が拡がり


軽やかに羽ばたいていける


神さまは

私たちの

それぞれの学ぶ姿を見ている


それは

それぞれの行き着く場所の

光の世界へとつながっていく


たとえ

いま、何かが満たされていなくても

何かが足りなくて悲しくても


それによって

人生について悲観しても


それは学ぶ「プロセス」なのだ


かならず

その先の光にたどり着く


たどり着ける


「浮かばれない人生」なのではない


その苦い経験は

自分の人生のなかで

「あるまじきもの」、「汚点」なのではない


それがあるから

自分、自分の人生はパッとしない


そう思ってきたことであっても

それは「学びの材料」なのである


そう思えば

向き合っている苦しみ、悲しみに対する

気持ちも半減していく


ぶつけどころのない怒りも

やがては

消えていく


それぞれのプロセスを信じて


自分の歩みだけを見つめて


すべてをいかし

すべてを肥やしにして


歩いていこう


学びのあとに

待ち受ける

ずはらしい光の世界へ向けて


心からの笑顔を

なぜ人は

生きづらさを感じるのだろう


なぜ

無気力になるのだろう


どこにも出口がないような

思い


それは

なにか、自分に無理をさせていたり


好きでもないことを

我慢してやっていたり


人に合わせて

自分を殺していたり


人の出方や

顔色ばかり伺って

それらに振り回されていたり


しなければ、とか

すべき、とか

そういう言葉で自分を締め付けて


楽しさや心地よさを感じない

抑圧的な思いが続くと


人は生きづらさを感じるのだろう


なにかに向き合って

なにかをしていて

苦しさを感じたら

それは

自分には合わないものなのだと気づくこと


自分には必要がないものなのだと知ること


手放すべきものと知ること


苦しむものから距離を置き


幸せになるべき


人は

苦しむために生まれてきたのではない


苦しんだり、堪え忍んだりするのは「美徳」ではない


人に合わせてばかりいないで

人に認められることばかりに躍起にならないで


恐れないで


勇気をもって

必要のないものを断つ


心と身体を大切にして


自分の本当の気持ちに耳を傾けて


やりたいことをしよう


見たいものを見に行こう


楽しさを味わおう


心地よさを取り入れよう


わたしたちは皆

幸せになるために

ここに生まれてきた


自分を否定しないで


自分を裁かないで


誰かに操られないで


邪魔をしているなにかを

取り除き

抑圧しているなにかを

解き放てば


難しい顔をして

生きる意味なんて

問わなくてもよくなる


生きている喜びを思い出す


取り戻そう


思いだそう


心からの笑顔を