幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

人生での大切なもの

自分の持っているものに


自分がどれだけ「持っているか」ということに

執着してこだわっているうちは

真の意味で、心が満たされることはないだろう


どんなに与えられて

得たとしても

周りや誰かと比較して

「まだだ、まだだ」と不足感にさいなまれる


自分の「持ち物」こそが重要だ

たとえば

お金、地位、容姿etc…

もっと裕福だったら

もっと美しかったら

もっと格好良かったら

もっと多くのひとに認められていたら

もっといい環境だったら


それらにこだわって

まだ足りない、だめだとダメ出しをしているうちは、決して心が満たされることはない


それら物質的なものは流動的で、はかなく、移ろうものだ

なのに、それにしがみついて、とどめておこうと執着する


それが苦しみを生むのだ


それらが満たされるということは、確かに有難いことでり、幸せなことである


しかし、それが生きるうえでのすべてのモノサシになっていたら

常に不足感や失う恐れにつきまとわれるだろう


人生で大切なことは

それに執着することではない


それらを沢山持っているから、状況や条件が満たされるから幸せというものではない


人生において、大切に考えなければならないこと


それは誰かに自分の愛を送ることだ


誰かのために、働く

誰かのために、施す

誰かのために、動く


誰かのために自分の持てる力を出しきることなのだ


誰かのために一生懸命動いたこと、施したことは

相手からの愛のエネルギーとなり

自分のもとへ帰る


その愛がどんなにか自分の心を満たすことだろう


勇気や励みになることだろう


そして、誰かのために

必死に、一生懸命

動いた自分の底知れぬ力に気付いたりする


自分には、こんなに大きな力が眠っていたのか、と気づく


想像を超えるほどの自分のなかに眠る力


誰かのために生まれた自分のなかの愛のエネルギーは思ったより大きい


それこそが人生に於ける大切なこと


なぜなら、私たちは愛のエネルギーで生かされているからだ


それを心いっぱいに感じるとき

もはや、自分が誰で

自分の容姿がどうで

ステータスがどうで

とかいった自分の「持ち物」は、なかばどうでもよいことに思えてくる


確かなものは

誰かに対して愛を送る力があるという自分


それを培うために

ここへ生まれてきているのだ


もう、不確かな、不要な苦しみは棄てて


愛へ還ろう

自然体で生きる

自然体でいきたい


もう、「無理」にとか

「力でコントロール」とか

「コチコチの完璧主義」とか

「絶対的ななにか」に合わせる、とか

そういった硬質なものから

脱却したい自分がいる


そして、自分自身を押し殺したくない


自分自身を騙したまま、演じていたくない


これまでの人生

そういうものに従って、振り回されたり、制圧されて生きてきたように思える


自分自身が「そうでなければ」という思いで自分を縛っていたというのもある


何事も、コチコチの完璧主義で理想を目指し、いつも達成できず、疲弊していた


そして、何かに追われているようで、恐れていた


ひどく疲れ

安らぎを求めた


オール・オア・ナッシング

白か黒


そんな理想を掲げていては、人間らしくいられない


どうして、そんなに追い立てるのか?と自分に聞く


完璧じゃないと評価されないから

それに

完璧じゃない自分を許せないから


その生き方は間違っているよ


壁にぶつかるたびに

そんなふうに、人生は教えてくれているのだろうか


その理想にこだわり、執着しがちな自分に

人生は語る


自分にも、誰かにも

必要以上に厳しい目を向けて、価値観を押し付けて、理想を追及することは間違っているよ、と


思い通りにならないことに苛立ったり


それは、違うよ


そう言っているのかもしれない


わたしに必要なのは

周りをもっと広く見渡して「理解」をすること


誰かの考え

生き方

自然体でいることの大切さ

のびのびとしていることの大切さ


狭い視野での理想にこだわらず

おおらかに、自然体であることを肯定して


いいところも

わるいところも

持っていて

ちょっと抜けている自分


確かに不完全だけど


それが人間らしさ


神様はこの世界で

人間をそのように創ったのかもしれない


そして、その人間らしさを批判せずに肯定する


いろいろなものを持ち合わせ

無骨で、不恰好で

どこか抜けていて

優しい心もドロドロしたところもあって


それでいても

上を目指し

希望を抱き

誰かの力になりたい、愛したいと思い


独りにならず

誰かと寄り添うこと


そういう人間らしさ


それこそが人間として

完璧なことなのかもしれない

夢を、そして自分を育む

世の中には、すごい人がたくさんいる


その誰かの輝きが羨ましくなる

その人が何かを手にして、キラキラと輝いているのを見るとき

いつも苦しくなる

嫉妬なんかしたりする自分も嫌になる

自分にはない

空っぽに思えて


ほんとにそう?

ほんとに空っぽなの?


誰かの声が聞こえた気がする


誰かが羨ましくて苦しくなるのは

自分が自分の夢と向き合っていないから


本当に目指したいものを見据えていないから


自分自身からよそ見をしているから


夢はちゃんとある

今も静かに、心のなかに存在し続けているのに

それを忘れているのだ


わたしの夢は

わたしがちゃんと見つめて

育んでくれることを

今か今かと待ちわびている


この世に生まれてきた人で

何も持っていない、空っぽな人などいない


みんな、大切に育むべきものを携えて、この世に生まれてきている


何かを達成するため


それを手にする喜びを得るために


そして、夢のために、自分が強くあり続けるために


その心を育むために


それを育む喜びを味わうために