幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

前向きに

もういやだ


新しい環境で

新しい、慣れない仕事に取り組み

あまりのハードルの高さに

めげそうになる


それでも諦めるわけにいかない


何度も諦めようとした


諦めれば楽だから


誰かに意見を求めた


何度も尋ねた


ほんとにこの道でいいの?


無意味なことをさせられている気になるのだ


いやだ、いやだ


毎日思う


でも、心のなかでわかっているのだ


この道から外れてはいけない


知っているのに


脇に逸れようとしたがる心


反発する心


天使が言う


誰かが言う


『前向きに』


そう、前向きに


前向きに心の舵を修整して


進んでいかなければ

見えてこない


その先に得難い素晴らしい世界が広がっていることを


その素晴らしい世界を見る前に

諦めれば、見ることもできない


前向きに


前向きに


諦めてはいけない


その先の世界を見るのだ


乗り越えていくのだ


誰かがそう話しかけている


何かがそう話しかけてくる


今いる道に嫌気がさして


明日こそはやめよう


その前にもう少しだけ

やってみる


そう言い聞かせながら

くじけそうな心をだまし続けた


そんなとき

神様は

また虹を見せてくれた


二つの虹


そう

ダブルレインボーだ


いつか

苦しみが終わりを告げたときに見た

二つの虹


諦めてはいけない


歩みを止めてはいけない


『すべてがあなたの味方になるのだから』


『すべてがうまく取り計らわれるのだから』


『だから、いま苦しくても

諦めてはいけない』


前向きに


なぜなら

いまここに立つ道が

わたしの『使命の道』だからだ


神様の愛が


やさしく

わたしを包んでいる

たとえ今出来なくても

たとえ今出来ないことがあっても

自信がなくても

悲観しない


経験したことがないから


不得意なことだから


失敗を恐れているから


そう思って

今の今まで「出来ないこと」はたくさんあって


自信をなくす


恐れのために

必死に自分を守り

変化を拒み

挑戦を拒み

可能性を閉ざしてきた


安全な場所に身を潜め

自信がないまま

何かをごまかしている


何かに向き合おうとしていない


自分のなかに

変化や新しさを呼び込むことを避けてきた


「今までのやり方」が馴染んでるから

「今までの場所」が心地いいから


楽だから


でもわたしの心は言うのだ


感じているのだ


そのままでいいの?


眠っている力を知りたくない?


たくさんの眠っている力を

表に出してみたくない?


もっと人生を

楽しく充実したものに

変えてみたくない?


変化しないでいることのほうが

恐るべきことなのだ


いけないことなのだ


このままでは

いけないことなのだ


「馴染みの場所」に止まり続けても

「馴染みのやり方」をやり続けても

何一つ変わってはいかない


自信も生まれない


新しい世界へと挑んでいくことは

勇気がいること


今は出来ていない

今すぐは出来ない


だけど

自分を信じて


自分の力をただ無条件に信じて


挑戦を続けていけば


「出来ないこと」は

「出来ること」へと変わっていくのだ


たとえ、いまここでは出来ていなくても

今日も挑み続け

明日も挑み続けていけば


「出来る状態」へ

少しずつ、一歩ずつ近づいていく


悲観しなくていい


挑戦しつづければ

変わっていく


かならず

変わる


今日、出来ていないことは問題ではない

挑戦をし

行動を起こし

続けていくことにより

明日は「出来る状態」へと

さらに近づいていけるからだ


そうやって

「出来ること」は増えていく


わたしのなかの眠っているたくさんの才能は表に表れていく


わたしは

変われる


なりたい人間に


きっと

変わっていける


変わっていくことを

楽しもう


新しい自分 に変わっていくことをワクワクしながら

楽しもう

それでいい

「完璧」であることが正しいことではない

「完璧」な状態であることが理想なのではない

完璧さを求めれば求めればほど、自分を追い詰め、苦しめることになる


完璧であることを目指すのではない


何を知らなければいけなくて

今、ここに生きるのか


何を学ばなくてはならなくて

今、ここにあるのか


完璧さを求め続け

追いかけ続けても

答えなどまったく出ないことに気付く


心が窮屈なままで

自分を愛することはできない


自分を信頼することはできない


完璧なんて目指さなくていい


完璧に理想的であることにこだわるから

苦しみが生まれるのだ


「限界」を感じるのだ


完璧という幻を追い続けるのではなくて


心のなかに愛を灯すことに目を向けよう


私たちはいまここで

愛を学んでいるのだから


愛とは許すこと


愛とは

自分を

誰かを

許すこと


認めてあげること


理解すること


手をつなぐこと


完璧でなくても

手をつなぎ

助け合い

補い合うこと


たとえ自分ひとりでは

何かが足りなかったとしても


寄り添い合い

補い合うこと


そこに生まれるのは

お互いに向け合う愛


それを見つけるために

いま、ここで生きている


完璧でなくてもいい


至らなくてもいい


ダメなときがあってもいい


それでも

前向きであろうとすること


たとえ後ろ向きになることがあっても

否定的な思いが心のなかに広がって

心がかき乱されることがあっても


前向きであろうとすること


失敗しても

転んでも


起き上がってまた前を向いて

歩き出そうと思い直すこと


その気持ちを取り戻すこと


その境地に立ち返ること


そこに戻っていくこと


それでいい


それでいいんだ