探している
月日が瞬く間に流れ
いろいろなものと出逢い
いろいろなものが
わたしのそばを通りすぎていくなかで
いま、一つの出逢いが忘れられない
心のなかにできたスペース
歩みのなかで、いろいろなものを手放し
目的地もはっきりわからないまま
前だけを見て
向かっていくべき場所は
いったいどこなのだろう
探している
そして
いま、私の空いた心のスペースに収まり、満たしてくれる人はだれなのだろう
心が探している
春が訪れるまえに
わたしのそばを通りすぎ
離れていった君がそうだというのか?
わたしの心はずっと君を探している?
いつも見ていた君の面影が浮かぶ
なぜあのとき
もっと
いろいろなことを知り合おうとしなかったのだろう
他のひとにはない、君の輝きに気づいていたのに
臆病者で自分の心に嘘をついていた自分
「常識」で考え、つながりが持てるとは信じられなかった
生まれ育った環境もなにもかも、かけ離れた存在
でもあのとき
君のような素直さが
わたしにあれば良かった
「体裁」と「諦め」の常識に従った結果
何を手にできたのだろう
秋がやってくる
わたしは、まだ探しているのだ
会いたい
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