幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

『これが私』

取り組んできたことが

一区切りついた


挑戦の日々


これまでの自分の力以上のものに

あえて、逃げずに挑む


すべてを天に任せながら

歩んできた


振り返ってみて


教えてもらったこと

与えられたことは

たくさん、たくさんあった


なのに

その渦中にいたときは、目の前の苦しさばかりが目について

前向きになりきることができなかった

理想どおりに振る舞えなかった


気持ちもぶつけた


子供じみた

勇気のない自分が

何度も何度も顔をだして


なんども嫌になりながら


それでも歩みをとめず

ここまで来た


理想どおりにやりきったわけではないけれど

すべての面で満足いくようにやってきたわけではないけれど

自分の気持ちと闘いながら

もがきながら

模索しながら

ここまで走り続けてきた自分に言葉をかけてあげよう


いま、自分を認めてあげよう


誉めてあげよう


何よりも諦めずにここまでたどり着いた自分に


これだけは守ろう、と決めていたこと


曲げなかった信念


守りきったことがある

ゆずらなかった大切なことがある


それを誇りに思おう


たとえ、誰に認められなくても

誰かが反対しても

不器用でも

振り回されても

スマートにこなせなくても

ここまでやってきたのだ


『これがわたし』


『これが今のわたし』


ありのまま、認めて


ありのまま、受け止めて


誉めていいんだ


ここまできて

ここまで来たからこそ

わかったことがあるのだから


いまこの場所で

登ってきた一区切りの山の頂で

ここでしか見渡せない景色をゆっくりと見渡しながら

自分をねぎらう


まだ道の途中


先が見えない険しい道を共に歩き、過ごした仲間


友に恵まれた


こんな子供じみた自分を

笑顔で

やさしい言葉で

受け止めて

何も言わずに

そばにいて

教えてくれた人たち

与えてくれた人たち

それら、たくさんの贈り物を受け取って


経験という力


経験という宝物


暖かい温もりで包まれた贈り物を糧に

胸に

わたしはさらに道を進む


この先も前へ

大切なことを思い出す

いつも「窮屈な」目標で自分を縛り付けていた

こうでなければいけない

皆に好かれる人間でなければならない

あれが出来なければならない


評価されなければならない


数々の「しなければならない」で窒息しそうになる

自分の本音を押し殺し

自分の心の叫びに蓋をしながら

疲弊した心と体を鞭打って


しなければならない


しなければならない


そう追いたてていた日々


もう終わりにするのだ

そんな苦しみのなかにいて

健やかに成長することはない


その中にしあわせは見つからない


自分以外の誰かに認めてもらわなければ

許してもらわなければ

評価されなければ

生き残ってはいけないと思い込んでいた日々


ありのままの自分を許せずにいた日々


もう終わりにする


完璧であること

立派であること


そんな非の打ち所がない

状態を目標に掲げていては

やがて行き詰まるだろう


そんなことを追い求め続けても出口はない


ありのまま

お互いを認めあって

たとえ至らないところがあったとしても

フォローしあって

支えあって

共に力を持ち寄って

一緒になって

成し遂げることのほうが

意義のあることなのだ


協力しあうこと

補い合うこと


私たちは完璧ではない


だからこそ

助け合えるのだ


だからこそ

支えあって


そこでお互いの愛を感じとるのだ


そんなふうに愛を育むことこそ

いま学ばなければならないこと


そのために神様は

私たちに課題を与えるのだ


完璧ではないから


完璧でないからこそ

わかる


学ぶことができる


共に弱さを抱え

相手を理解することができる


理解して

お互いをいたわること


お互いを思いやること


お互いを大切に思うこと


それをいま

ここで学ぶことが必要なのだ


私たちは独りでは生きていけない


そして独りではない


助け合おう


お互いを愛し、理解し合い

いたわること

そんな暖かい気持ちと

温もりを思い出したい


いま、ここで


いまここにある、この場所で

愛を忘れるとき

「愛」を忘れるとき


自分のなかの「穏やかさ」を忘れて

「本来の自分」を忘れて

心に波風がたち

自分を否定してしまうとき


外の世界でもまれて

うちひしがれて

隠れていた嫌な自分が

ふとしたことで表に現れ

とことん、自分を責めてしまうという

そんないつものパターンにはまり出す


天使は言う


自分を変えるとは

いつものパターンと違うことをしてみること

いつもと違う考えを選択する


嫌だなと感じる自分が浮き彫りになるようなことが起きて

そんなことを繰り返してきて

気持ちが落ち込むことを繰り返す


『それをあなたは変えたかったんじゃないの?』


『変わりたかったんじゃないの?』


嫌な自分から目をそらそうとすると

天使は私の心に訴えてくる


『あなたのなかの「課題」を克服しなさい』


天にそう促さされている


変わりたいくせに

いつもと同じように考え

自分が楽になるような考えに逃げ込もうとする自分がいる


そんなことを繰り返しても

うまくいくはずがなく

ますます自分を否定して

追い込んでいく


出来ない自分が悔しい


時々こんなふうに

愛を忘れてしまう


ほんとうは

溢れんばかりの愛に

包まれているのだという事実を忘れて


自分を否定しまくる


持っているものに目を向けられずに

たくさん与えられていることも忘れて

感謝を忘れて

たくさんの与えられている愛を忘れて

愛を感じることができなくて

不平不満を並べてその中にうずもれる


ひとは愛を忘れたら


前に進んではいけなくなる


そこで止まってしまう


愛を忘れたら

苦しくなる


何も信じられなくなる


のびやかに自分を活かしきれなくなる


愛こそが生きる力


愛こそが進む力


愛こそが改善する力


愛こそが成長する力


私たちを生かし、成長させ

前に進めるようにしてくれるのは

すべて「愛」という穏やかさをまとったエネルギーなのだ


自分を愛すること


どんな自分であっても

愛で自分を包むこと


それがすべての原動力なのだ


前向きになれないとき

できそうにないとき


そんなときでも

ほんの少しだけ

前向きになるきっかけをつくってみる


できなかったら少しだけでいい


自分に向けられた愛を思い出して

たくさん与えられていることを感じて、数えて

少しずつ自分への肯定的な気持ちを取り戻す


こうして出来ることをして、心を少しずつ整えれば

明日に向かう気持ちを取り戻せる


明日はいつでも真新しい


愛を思い出し

真新しい明日に向かって

わたしは歩みを進める


愛を取り戻して


本来のわたしを取り戻して