幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

突破口

気力が落ちているとき

目の前の壁が大きく感じるとき

「何もしたくない」

または

「これをやりたい、やらなければならないのだけれど、とても無理」

そんな思考が堂々巡りするだけ


気力を立て直すのは、なかなか困難だったり

そんなときは決まって出来ないでいる自分を責めてるものだ


しかし、お尻を叩き続けていてもただ辛いだけ


やりたいことがたくさんあったり

やらなければならないことがたくさんあったりすると

頭の中はたくさんの思いでひしめいて混乱してくる

思いがあふれ、何から取りかかってよいか、途方にくれる


焦りにまかせて、あたふた動いても良い結果は生まれない

また、思い付いたものを一気にこなそうとあがいても良い結果は生まれない


目標が大きかったり、遠かったりしても同じだ

気力さえも失ったりする


そんなときは、小さなことを一つからでいい


大きな突破口ではなく、「小さな突破口」だ


突破口だからといって、大げさなものでなくていい


あれもこれもしたいけれど、しなくちゃいけないのだけれど

冷静に考えれば、一度にこなせるものではないから

思い付いた一つのことから取りかかってみる


やる気が起きないなら

出来そうなことからでもいいのだ


大切なのは、「突破口をつくること」


そこから始めないとなかなか動き出せないだろう


方法を変えるのだ


自分というものを理解しよう


尻を叩く前に

どうすれば出来るのか

どうすればこの状況を打破できるのか

可能な方法を考える

上手くいかないなら、アプローチを変えればいい


できることからはじめ、小さな突破口を開く

やりながら、流れはうまれていく

力が加速し、沸きだしてくるのがわかる

その流れを掴みさえすれば、物事もスムーズにこなせるようになっていく


はじめに

大きなことが出来ないといって嘆いたとしても

いくら無理そうに思えても

心が重くても

一旦、その思いは脇へ置いて

一呼吸おいてみよう


心の重さに負けて何もしないでいてはいけない


大切なのは、できる小さな一歩を踏み出すことだ

小さな一手をかけることだ


その小さな力から勢いがうまれ、流れがうまれる


気を楽に、小さな突破口を!

翔ぶための準備

翔べる自分を夢見た


冬が終わりかけ、春を迎えようとする季節はいつも


春に向けて飛び立つ準備をしている渡り鳥を見るたびに

いつか、わたしも輝くために飛び立つ日が、飛び立つための準備をするときが来て欲しい


きっと来るに違いない


心はどこかで知っていた

それを望んでいた


「翔びたい」と


天使は、わたしにメッセージをくれる存在は、口々に伝えてくる


『それは、今だよ』


わたしは翔びたかったの?

ずっと温めていた情熱なのに、他人事のように思えた


翔びたかったんだ


ずっと忘れていた夢

情熱を失い、冷えきっていた夢


夢が夢でなくなっていた


わたしは翔びたかったんだ


春が来るたびに待ち焦がれていたというのに


もう、どうでもいい


そんなふうに、気力を失いかけていたこの頃

意欲を失い、すべてに意味を見出だせずにいた


それで終わってていいの?


「いいわけがない」という声をきく


重い心を持ちながら、何度も顔をあげ続けた


「ここ」から抜け出さなければいけないんだよ

心に言い聞かせる


キラキラと力強く輝く太陽を見続けた


力をもらおうと


力を取り戻そうと


わたしを取り戻そうと


何かに、助けてほしい、と願った


濃く立ち込めていた心の霧が少しずつ晴れてきている


何年も待ちわびた「春」がくる


本当の春


わたしが翔ぶための春

尊ぶべきこと

特に大きなことが出来ていなくても


特に誰かに、何かに大きな影響を与えたりすることが出来ていないのだとしても


毎日、一生懸命生きている自分は尊い


たとえ、そんな自分が小さく、つまらなく思えたとしても

毎日一生懸命生きる自分


しなければならない日課をこなして

後ろ向きになりたくなるときも

投げ出したくなる日もある

だけど、そのたびに

一生懸命、奮い起ち、顔をあげ、前へ行こうとする自分

前へ行かなければならないと奮い起つ自分


誰かのためだったり

自分自身のためだったり

人さまざま

いろいろな思いを抱えながら、そんなふうに一つ一つのことを

毎日を繰り返し

やり遂げていく自分こそ

尊ぶべきだ


今日も頑張っている自分


たとえ、小さく思えても

決して小さくなどない


ああ、全然ダメだなあ…、なんて思わずに


もし、自分自身を見下していたら

自分自身をぞんざいに扱っていたら

謝ろう、自分自身に


自分自身に対する思いを改めよう


尊ぶべきだ、この自分を


誰もがこの自分自身を尊ぶべきだ


小さなことをコツコツこなし

ときに間違いをおかせば、それを改め

躓いたら

気持ちを立て直し

ひたむきに生きる自分

小さな喜び、小さな達成感を積み重ね

一歩一歩一つの道を辿っていく


この道がどこまで続いているのかわからない

この道が本当に正しいのかわからない

迷い、立ち止まるときがあっても

この道はまっすぐに続いている


間違いなく、目指すべきところに


それは、大きな山の道へとなっていく

気がつけば、高く大きな山の頂きに到着できている


そこからの景色を見るために

引き続き、歩みを進めるのだ


自分のこれまでの忍耐強さを認めよう

自分のこれまでの力を認めよう

自分が持つ力の大きさを知ろう


そして

自分のこれからの可能性を信じよう


私たちは決して小さな存在ではない


私たちは強く大きな力を秘めている