幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

ダブルレインボー

仕事を終えて帰路につく途中で

ハンドルを握りカーブに差し掛かったとき

何気に空を見ると

虹がかかっている


虹は次第に色濃くなっていき

その上にうっすらと

もうひとつの半円の虹の一部が現れていた


ハッと息をのむ


ダブルレインボーだ


そのとき心に思いが浮かんだ


苦しみが終わる


今までのところから脱するときが来た


そして、自ら脱していこうと意識を変えなければいけない


ダブルレインボーを調べると

「卒業」、「祝福」という意味がある


以前にも一度見た


そのとき、それを境にそれまでの苦しみが終わっていった


もし虹を見たら

何かに悩み苦しんでいたら

苦しみが終わっていくと思っていい

または今いる状況から脱却できると信じていい


たとえ、まだ先が見えずに信じられないとしても


自分を取り巻く状況は変わると信じていていいのだ


待ち望んでいた願いは叶う

希望を持ってもいいのだ


どんなに信じられない状況だとしても


虹をみたら


今ある疑いは捨てて

今ある不安は捨てて


まっさらな心で

明日に向かっていけばいい


まっさらな心で

やるべきことに取り組めばいい


ああだから、こうだから

ジャッジすることをやめて

願いが叶う、状況がよくなるのだと信じて

心を安堵と信頼で満たして良いのだ


固く閉じてしまった心を解きほぐし

自分自身を解放してあげよう


虹が教えてくれる


苦しみは終わる

救われる

変われる


神様が言葉を虹に託して

『頑張りましたね』と祝福している



再生するちから

「失敗しないように」

「完璧に」

「順序よく」

「問題のないように」


そのことにこだわり続けるから

理想を追って執着するから

どうしたって

上手くいかないことばかりが心のなかに浮き彫りになる


毎日、毎日

何かにつまづいて

何かがうまくいかなくて

何かが至らなくて

そのことによって、自分が無力であると認めてしまう

自分は何をしてもだめだ

完璧じゃない

そう思って

くる日もくる日もなにかに失望する


そう考えてばかりいるから

ため息ばかりつく


『上手くいかなくてもいい』


一旦、そう考えてみる


こだわっていたなにかを突き放してみる


こだわって失望して

前に進むちからが萎えてしまっていたら


散り散りになってしまった

自分の心のエネルギーを

再びここへ呼び戻す作業をしよう


取り戻そう


そう

『上手くいくようにすることを目的にはしない』


そこにがんじがらめにならないこと


そして、いつでも

「ここから変えていけること」を思い出すのだ


なにかにつまづいて

うちひしがれていたとしても

ここから変えていける


遅くはない


今おかれている状況

立場にどんなに失望していたとしても

いま、ここから立ち向かうエネルギーに変えていくことができることを思い出すのだ


心の中身を変えるということだ


大きく気負って

なにかをコントロールしようとしなくていい

少しの働きかけでいいのだ


エネルギーを前向きに転換するきっかけをつくる


温かいお茶を飲んで一息ついでもいい

可愛らしい道端の草花が目に留まり、心をなぐさめられたり

そんなささやかなことでいい

それをきっかけに

再生のエネルギーを呼び戻す


良い方向へ向かっていける

良い方向へ変えていくことができる

再び心は前向きなエネルギーをまとうことができる


自分自身、または自分が置かれている状況に良し悪しの判定をくだすから、悪いと判断したことに失望するのだ


ここで

ただひとつ、できること

ただひとつ、すべきこと


自分のありのままを心で包み込むこと

ありのままの置かれた状況を心で包み込むこと

判断したり否定たりせず

それらを心でどうこうしない

心でコントロールしない


状況に関わらず

心の中身が変われば

心のエネルギーが変われば

状況も

自分自身も

変えていくことができる


大きなことでなくていい

小さな「再生する力」をここに呼び戻す


気持ちが晴れれば

エネルギーが再び湧く


わすかなものを

積み上げて、積み上げて

上手くいくことにつなげていける


力強く再生する力につながっていく


再生するちからは消えない


いつでもここにある


わたしたちの心のなかに

シフトチェンジ

健やかに生きていくために

さあ

ここから

シフトチェンジ


今まで生き方

考え方

ものごとの選択


全てにおいて

シフトチェンジ


もがいていたら

肩の力を抜いてみる


なにかでキツキツになっていたら

スペースを空ける


手のなかに、頭のなかに

荷物をいっぱい持っていたら

とりあえずパッと手放してみる


何かにいっぱいいっぱいになっていたら

身動きはできなくなる

だから

そんなときは思考をいったん止めて

離れたところから見てみる


こうでなければと

なにかに拘っていたら

すうっと息を吸い込んでみる


今まで充たしていたもの

占めていたものを

手放して

スペースを空けてみると


そこに清らかな風が流れ込む

心地よさをおぼえ


楽になる


全てが回り出す


気がついたら

欲しかったものを手にしていたように


なにかにあくせくして

心が縮こまっていたときより

解決の糸口が見えたり

はるかに楽に

なにかを手にしたり

目的地に到達できたりする


窮屈に縮こまること

あくせくしてあがくこと

自分を追いたてること


肩に力が入ってしまう

そんなものたちから

ゆるやかさへと

シフトチェンジ


手にはなにも持たず

心のなかも

体のなかも

いつも軽やかな風が通りすぎている


そんな自分に

いまここから

シフトチェンジ


軽やかに

ゆるやかに

優しく


力を抜いて

本来の力を出す


いつも健やかで心地よい自分であるために