幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

天は見捨てない

人のなかで生きている私たちは

その関係のなかで

助けられたり、守られたり

慰められたりすることがあるから


しごとでも

なにかの活動でも

なんであっても


人からのサポートは有り難く

生きていくうえで欠かせないものではある


だからこそ


人から嫌われないように


仲間うちからはみ出さないように


その集団から仲間外れにされないように

つねに気を配ったり


気に入られるようにしたり


そのことが

恐れに繋がったりもするもの


人に見捨てられたら、こわいからだ


自分がそこで

存続していくためには

人との繋がりが不可欠になるから


そして

人から離れて

独りになるのは寂しいから


もしも


いっとき

自分の波長と

今までつきあってきたその仲間たちの波長が合わなくなって

離れることがあったとして


その人たちとつきあうのを

やめなきゃならなくなっても


その「守られていた」空間から

外へ出ていくようなことになってしまっても


そのとき

人から見放されたように

感じることがあっても


私たちはきっと

見放されない


神さまは見放さない


天は見捨てない


自然ななりゆきで

人が離れていって

見捨てられたように感じても


神さまはいつも見捨てない


天はいつでも見捨てない


なぜなら

人生の流れのなかで

そこを卒業する必要があるから


その「通過点」を通らなければ

次なる場所、新しい人生のステージへ行くことはできない


そして、新しい世界をこの目で見るためには

この切り替わる、変化する段階が必要なのだ


その通過点で立ち尽くすとき


とても寂しく孤独になったり

頼るものがなくなったように感じる


でも

天は見捨てない


私たちが

そこから自分の心に従って

そのとき自分に感じた

ベストな答えを選んで


すすむべき道を選んで


心細さを感じながらも

前へ歩みはじめるとき


ちゃんと

もっと素晴らしい場所へ行けるように

天が導いてくれる


だから

心配いらない


たとえ

寂しくて不安でも

心配はいらない


まだ行く先がまったく見えてなくても

なにも心配する必要はない


天は私たちの歩みを見守り

そして

そのさきへ向かう道を導いている


神さまはけっして

そんな私たちを見捨てない


心細い

けれども

勇気をふりしぼって

そこから変わろうと

動き出す私たちを

応援してくれる


少し寒い、新しい春風が吹こうとしているとき


私たちは


いま、自分から離れていく

慣れ親しんだものを追わずに

自分のそばにあるもの、いてくれる誰かを大切にして

毎日を少しずつ、ゆっくりと歩み

この「通過点」を乗り越えていけばいい


風はまだ冬の名残のなかで冷たい


そして、心細いけれど


まだ何も見えないけれど


私たちは

見捨てられてはいないのだから


決して