幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

もう一度会えたら

今日、君の車のナンバーと同じ数字を何度も見た


また、思い出していた


いま、どうしているのだろう?


寒い、雪が降り始めようとする季節に出逢ったあの友は

もうこの街にはいない


もう少しここにいれたのなら、この桜を一緒に見れたかもわからない


もう一度会うことができるだろうか


もっと話がしたかった


何が好きで、何がきらいかとか

そんなことを話しながら、もっとよく知りたかった


雪降る季節が終わるとともに、遠くへ帰っていってしまった


白一色の寒い季節がゆっくりと通り過ぎて、いまここに色めく春がやってきたのに

淋しさが残る


いま、どうしてる?


誠実で心優しい君が遠くへ行ってしまってから

いつも同じ事を思う


心の中で君に届くように話しかける


いま、どうしてる?

君はいま何に囲まれているの?


こっちは桜が咲いたよ


あの桜の木の下に並んで立って

一緒に見たいなあ

寒い季節しか知らずに去った君に

ここの美しい春を見てもらいたい

もし、君がまたここに来て

もう一度会えたら、何を話そうか