幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

もう一度

もう一度、やってみる


今まで上手くいかなかったこと

今まで上手くやれなかったこと

叶わなかったこと

失敗したこと

諦めたこと


ほんとうは、好きなことなのに

何かを理由に

遠のいて

やめてしまったこと


それをいま、もう一度


でも


今度はこうしてみる


上手くやろうなんて

思わないでいいから


下手でもいい


思うように取り組めなくてもいい


「計画どおりに」行かなくても気にしない


前よりも上手くできなくても、それでもいいから


でも、好きなそのことを


好きだったそのことに

取り組むことに心を注ぐ


上手くやれないなんて考えは、もう関係ない


それを理由に距離を置いてしまうなんて

とてももったいないことだ


あのとき

なんらかの理由で

好きなことから遠ざかってしまったのも

うまくいかなかったのも

きっと

取り組みかたが

間違っていたのだ


きっと

何かが間違っていたのだ


ただ、心をそそぐ


ただ、楽しめばいい


そうすればよかった


そうできればよかった


そうすれば、きっと


無心に時間を忘れて

夕暮れまで

飛び回っていた

子どもの自分みたいに


目を輝かせて


そのことをするのが

「ただ、ただ、楽しい…」


そんなふうに思えるかもしれない


それでいい


好きなことをするのに


楽しいことをするのに


上手くできてるかなんて

考えながら、やったり


ものさしではかったり


誰かとくらべたりするから


苦しくなるのだから


あのとき

そんなふうに思って

自分のこころを苦しめて


その好きなことを

自分から遠ざけてしまった


絵でも


楽器でも


人と関わることでも


なんでも、すべて


楽しい、大好きだったことを


いま、もう一度

つながりなおす


何が一番、大切なことであるかを


もう一度、心に思い出すために


そして、元気になるために


『今のあなたなら

今度は上手くできるよ』


春のやわらかいそよ風が

この自分に

そう教えてくれたから


ただ、すなおに

無心に

やってみるだけ