幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

再会

コロナ禍で

今まで当たり前のように続けられてきたことや習慣が

ストップを余儀なくされた


まるで

時間が強制的に

止められてしまったようだった


この数ヵ月の間を過ごしながら

これまでに起きた

色々なことを思い出し


忙しさのなかで

気づけないでいたことを

気づくことができて

見えていなかったものが

見えてきて


忘れていた何かを

思い出すことが出来て


自分のなかで


様々なことが

昇華されて

色々な思いが書き換えられていった


自分にとって


この「立ち止まり」は必要だったのかもしれない


数ヵ月の間

止められていた交流が

今、再びもたらされた


目の前に

懐かしい顔ぶれが揃う


久しぶりの仲間との再会


光のなかで

皆、再会を喜び

笑い合う


ああ

自分が欲しくて止まなかったのは

こんな喜びの日ではなかったか?


閉ざされた「トンネル」のなかを

抜け出し

歩いてきた道のりを振り返ってみると


余計な思いが

すべて削ぎ落とされて

清々しさだけが残っていた


何もいらない


もう、昔のように


お互いに

批判し合ったり

比べ合ったり

争ったりするのではなく


ただ、ここに集って

喜びをわかち合うだけで


美しい安らぎに満ちた

時間を共有するだけで


それだけで

人は幸せなのである


止められた時間のなかで


それぞれが

その喜びに気づくことが出来た


寂しさや

悲しさや

悔しさ

まるで嵐のようなそれらが通りすぎたあとに

何かが残る


何かに気づく



この世界に

起きることは

すべて意味があるのだ