幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

自分がいる場所に

「自分がいるところ」に不満や不足ばかりを見出だして生きていた


そう、いつも何かが不服で

何かが足りなくて

何かが気に入らなくて


そして

自分が気に入らなくて


他の場所が羨ましくて

他の人が羨ましくて

妬ましくて

どこか他へ行きたかった


楽しく、ときめくことは

自分がいるところ、自分が住んでいるところには何もないと思っていた


遠くへばかり

行きたがった


でも

そこで一体何が見つかったというのだろう


わたしは一体

何を探し当てた?


探し当てたかのように思えたことも

結局はほんとうに

心を満たすものではなかったのである


自分も

親も

人も

たくさん傷つけて

歯向かって

苛立ちをぶつけて


泣いていた誰かを思い出す

泣いていた母を思い出す


ああ

ごめんなさい


心から、心から

悲しくなって悔やんだ


そのときのことを

思い出さないように

心に蓋をした


でも

時折、同じようなことを

誰かに繰り返してしまう


そんなことを

繰り返して

どこに向かいたかったのだろう?


何を探し当てようとしていたのだろうか


いつも、ただ

幸せになりたかっただけなのだ


ここ1ヶ月、ほかへ出掛けずに

家で過ごすことが多かった

過ごしながら

いらないものを処分したり、整理したり

同時に、心のなかも整理していたのだろう

たくさんのことを思い出し

たくさんのことを感じ

たくさんのことに気がついた


わたしは

恵まれていた


たとえ、何をどれだけ

不満に思っていたとしても


すべてにおいて

恵まれていた


いつも、いつの時代も

どこに行っても


思いがけず辛い思いをすることが多くて

悔しさをいっぱい感じてきたけれど

いつも

助けられていたのである


支えられていたのである


教えられていたのである


導かれていたのである


そして


愛されていたのである


無条件で


泣いていた日も

不満をぶつけていた日も

悔しかった日も


いつもいつでも

無条件で愛され、守られていました


「いま、いるところ」で

家族に

地域の人たちに

職場の人たちに

友に

通りすがりの見知らぬ人に


ごめんなさい


そして

気づかせてくださり

有難うございます


今日の空は

泣いたり笑ったりしている


晴れたかと思えば

雨が降りだし

そして

また太陽の光が辺り一面を照らす


春の花が雨粒を抱いて

揺れている


まるで

何度も泣いて

笑う

この今の自分のように


色々なことに気づいて

色々なことを思い出して

涙をながして

そして、心にひだまりか戻る


この春

わたしは、心から

自分がいまいるところを

愛していることに気がついた


この場所こそ

わたしにふさわしい

この場所こそ

わたしを育みつづけてくれたところ


守られ続けていたところ



いま、ここで心に陽だまりを宿し

そのすべてに、感謝を贈ったのだ


ありがとう


ありがとう