幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

見つめ直すとき

今はただ

ゆっくりと立ち止まって

自分自身のこと

周りの景色を丁寧に見つめ直したいと感じる


きっと

そんな時間がここで

訪れたのだ


「予定」や「約束」がことごとく

中止になる


でも少し、安心していた


ずっと、何かに追われ続けて

自分を奮い立たせ

走り続けてきていたから

なにか、心の電池の残量が

少なくなっていたのだ


それに気づきながらも

走ることをやめられずにいて

来る日も、来る日も

やることに追われ

やるべきことに追われ

やるべきことを探し

何かを探し周り

何かを恐れ

追いたてられ


心をなくしていた


何か、とても大切なものを

置き去りにしていたように感じていた


味わう心

感じる心

ゆったりと構えること

素直さ

そういう「やわらかいもの」を失っていたのだ


太陽の暖かさを感じたり

木の葉の揺れを感じたり

鳥のさえずり

春に向かって息吹く大地の息づかい

そして

それらの恩恵を受けて

この自分が生きていること


生かされていることを

忘れてしまっていた日常


そして

「謙虚さ」を忘れてしまっていた心


それらを無視して無理に突っ走っても

行き着くところは決まっていたのだ


何か大切なものを見失っているから

行き詰まるのだ


だからいま

ここで休もう


次から次へと「何かを」と

探し回ることをやめて


必死に「無いもの」を取り入れることをやめて


それは本当に必要で

本当に欲しいものなのか?


心を落ち着けて

ゆっくりと自分の心を見つめ直す


本当に必要なものは何だったのか

見つめ直す


忘れていたものはなんだったのか

思い出す


これからは

どう生きていくのかを

捉えなおす


いまはそんなとき


歩く速さを弛めて

見失っていた景色を

じっくりと見たい、感じたい


心を潤わすものを

取り戻したい


取り戻したい


呼び戻したい


ときめきや

心を動かすこと


そして、生きる力を