幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

かえる場所

かえる場所を持つといい


ホッとする場所

力を入れずに済む場所

好きなところ


遠くでなくていい

話題の場所でなくていい


誰かに聞かなくていい


なぜかはわからないけれど

自分を包んでくれる場所


自分自身が落ち着くところ

自分自身に「戻れる」場所


ここに行って戻ってくると英気が養われる

そういう場所だ


好きなカフェ

大好きな花が咲いているところ

隠れ家

好きな通り道


そこに行って

しばしのトリップを楽しむ

荷物を降ろしていられる場所だ


そこに行けば

自分を出迎えてくれる


久しぶりに訪れてみたときに

その場所の「住人」たちは

わたしたちに声をかけてくるだろう

それは美しい花だったり

風に揺れる枯れかけた木葉だったり


『元気だった?』

『よく来たね』

『わたしたちとふれあいましょう』

『ゆっくりしていくといい』


そんなふうに

語りかけてくるはずだ


出かけよう


「自分に戻る」ために


元気になるために


小一時間でもいい


そこへ赴いて

彼らとふれあい

たまった胸のうちを聴いてもらい

清々しい風を心のなかに

吹き込んでもらうのだ


彼らは待っている


その場所は待っている


わたしたちを

元気にしたくて待っている


その場所は

この世界のどこかに

必ずある

そして、わたしたちが訪れることを待っているのだ