幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

良いことを数えていますか?

あなたにとって良いこと

いま、あなたはそれを数えていますか?


天使がわたしの心に問いかけてくる


不満を募らせる日々

良いことも幸せなことも恵まれていることも

たくさんあるはずなのに

いつの間にか、それらはかすんでしまっている


足りないこと

満たされないこと

嫌なこと

そんなことに心を乱されて

そのことだけを強く意識して

不満を募らせていることをほんとうは知っていた


でもそんな自分をどうすることも出来ずに

もてあまし、ため息をついていた


誰かと比較しては

自分をつまらない存在だと思ってしまったり

誰かは持っていて

自分は持っていないことに哀しんだり

嫌なことばかり意識して

毎日を苦痛に思ったり

わたしたちは

ついそんなことを繰り返してしまうもの


心を曇らせてしまう


心は正直だから

嫌なことを意識してしまうことは仕方がない


でも

そのままでいたらいけない


そう天使がいうのだ


だから

問いかけてくる


あなたはそんなに何も持っていないの?

あなたはそんなに悲しいの?

こんなにたくさんのものを持っているのに?

こんなにたくさん与えられているのに?

家族がそばにいるのに?

友人がそばにいるのに?

親しいひとでも

見ず知らずの人でも

支えてくれているこんなにたくさんの人がいても?

その愛や力があなたを取り囲んでいるのに?

それを見ようとしないの?


それらをちゃんと数えようとしないの?


『なぜ、あなたは良いことを数えようとしないの?』


何かで読んだことがある


たくさんの財産を持っていて、家族がいて、何もかも満たされているのに

他人ばかりが良く見えて

ないものに不満を持ってばかりの人

持っていても誰かを妬む人


いまここにない何かを追い求め

悲しんでばかりいる人


かたや、傍目には財産は少なくて物質的な持ち物が少ない

それでも持っているそれらに有り難みを感じて、幸せな気持ちに包まれている人


どちらが幸せか?


どちらが幸せそうだと感じるか?


こたえは難しいことではない


心が満たされている状態の人の方が幸せそうに思える


持っているものの量ではないのだ

幸せを感じることは

何をどれだけ持っているかではない


「どれだけ自分が持っているもの、与えられていることに有り難みと幸せを感じているか」なのだ


つい自分自身をモノサシではかって見てしまう


「標準」というモノサシ


誰かと比べるモノサシ


それを満たしているかどうか


満たしていない=不幸せ?


だからいつまでも

悲しいのだ

いつまでも

悔しいのだ


誰かと比べて不満を持ち続けている


比べることで苦しむだけなら

プラスにはならない


それは幸せを引き寄せない


その思いは豊かさを引き寄せないだろう


良いことを数えよう


誰かと比べなくていいから


比べることは意味がない


何も判別せずに


無理に力まなくてもいいから

嫌なことを意識することをそこでやめてみる

そして

ただ自分が持っているもの

与えられていることに

気持ちを集中してみよう


どんな気持ち?


嬉しい気持ちになりはしないだろうか?


〇〇があって良かった

○○さんがわたしにこうしてくれた、ああしてくれた


与えてくれた


その与えられたものを味わってみよう


他に余計なことは考えなくていいから


幸せな気持ちが心に広がっていくはず


その気持ちが更なる幸せを呼び込む


更なる豊かさを引き寄せる


もう、なにも持ってないなんて

悲しまないで

泣かないで

誰かと比較して「悔しい」なんていつまでも思ったりしないで


そんなことは

もう今日からやめよう


『あなたは充分に豊かなんだ』


天使はいう


わたしは充分に豊かなんだ


そう思ってみよう


なぜなら

本来はそれが揺るぎない事実なのだから


いまの時点で

わたしは

あなたは

充分に幸せなのだ


良いことを数えよう


良いことだけを意識しよう


なにも力まずに