幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

秋色紫陽花のように

秋色紫陽花に惹かれる。


好きな人も多いと思う。

花の最盛期を過ぎてから、一味違うシックなトーンに様変わりする。


6月7月の花盛りのイキイキとした紫陽花も綺麗だが、その瑞々しさを過ぎて、渋みを出していく趣きもとてもいい。


花盛りが終わり、あとは枯れるだけと見なされた紫陽花が刈り取られていた。

それを拾い集め、いけてみた。


花盛りが終わってから、意外にもまた違う魅力を放つ。


人もそうではないか?

若い頃を過ぎたら、もう終わってるとか、可能性はない、とか言われたりするときがある。

そう考えてしまうと、人生で花を開かせる時期が、あまりにも短い。


だから歳を重ねることに焦ったり、否定的になる。

若い人も歳をとることを恐れたりする。


そうではなくて。


若く瑞々しい時期ももちろん、魅力的だ。


だが、夏と秋の厳しい雨風にさらされながらも、色合いを変えて咲き続けてきた紫陽花の色はとても深く、多くを語りかける。


夏が終わりを告げても


これから、もうひと咲き。

夏とは違う美しさで。