幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

いま、十分に満たされている事実

心がざわついてきたら


あれが足りない

これも足りない


これもあれもやれていない


心は欲張りだし、心配性で、何かと危機感を覚える


気がつくと、不足や欠乏に対する恐れが心のなかに湧き出す


芋づる式にあれこれマイナスのイメージを手繰り寄せて、必要以上にじたばたする

今すぐその事態をなんとかしたくなる


でもそれは頭のなかで駆け巡ってるだけの妄想


天使は教えてくれる


物事は宇宙が決めたタイミングで必要なときに順番にもたらされる

機が熟せば、実現されていく


心のなかでじたばたして

失速しそうになったときこそ

フッと力を抜いてみよう

囚われていた焦りから自分を解放するのだ


なんてことはない

自分が作り出した恐れの幻影に惑わされていただけなのだと

思いの外、冷静さを取り戻したりする


身体の力を抜いて

物事は順番にもたらされる、成し遂げられる、という事実を思い出そう


いたずらに、恐れる必要はない


恐れに費やす時間がもったいない


恐れる心のエネルギーは

物事の実現のエネルギーを遮り、本来の力や動きを滞らせてしまうからだ


大丈夫だ、いつだって


天使はいつもいう


欠乏や不足について考えるのではなく


いま思うようにならないことに気を揉むのではなく


いま、あるもの

いま、持っているもの

いま、出来ていること

やれたこと、こなしたこと

その達成感や充足感へ心を向けて

感謝の気持ちを持つことだ、と。


やれたことに感謝をする

与えられたものに感謝をする

持っている、ということに感謝をする


不足や欠乏にばかり目がいっていると

いくら与えられても

いくら獲得しても

いくらこなしても

まだ足りない、まだやれてない、まだ、まだ…

と永遠に欠乏地獄に囚われ続けてしまう


現時点において、与えられているものに感謝ができていないと

与えられるエネルギーが止まってしまう


まずは、手のなかにあるものに満足し、感謝すること

そして

これまでにこなしてきたことを認め、そのことを称賛するのだ

その上で

いまできる一歩を進む

いまできる一つのことだけに気持ちを集中する

ただシンプルに


焦りは封印して


心のなかに、一度にあれやこれや詰め込んで

すべてこなそうとヤキモキするのは

気持ちやエネルギーを分散させ

あるいは消耗させ

かえって何も得られなくなる


心のなかもシンプルにしておいた方がいい


目の前のひとつ

目の前の一歩


そうすれば、次々にタイミングよく豊かさはもたらされる


感謝して、満足し、じたばたしない

そうすれば

寛大で豊かな宇宙の恵みをずっとずっと受け取り続けることができる


宇宙のエネルギーは同じ性質のものに同調し、引き寄せられる


豊かさが欲しければ

むしろ、今の時点で、心をゆったりと落ち着け充足感を感じる必要がある


そう

なにも足りないものなんてない


今も、これまでも


自分はたくさんのものを与えられ

たくさんのことをこなしてきた


そのことを見つめるのだ


その紛れもない事実を


焦らなくてもいい


私たちは誰でも、みんな

いま、現時点で

十分に満たされている


深く息を吸い込んで

心をしずかに

その事実を思い出そう