○○をやめるという選択
気が付くと心にはたくさんの「荷物」がギュウギュウに詰まってしまうものだ。
日常で「目の前のこれをやらなければ」の片付け事から始まり、いろいろな心配事、嫌な出来事を思い出しての否定的な感情やら。
心には次から次へとたくさんの「荷物」が浮かんでくるものだから、それだけでも疲弊してしまう。
昨今流行りの断捨離もそうだが、「荷物」がいっぱいだといろいろな弊害が出て、活力が奪われる。
一頃、「123」という連続した数字をよく見た。
一言で「断捨離しなさい」のエンジェルメッセージだ。
その内容は
『生活をシンプルにしてください。あなたのエネルギーや時間、経済的な負担となる全ての物、とくに生きる目的から引き離そうとするものを取り除いてください…』
考えてみれば、家の中も自分の心の中も今、使用していないもの、役にたっていないもので溢れかえっていた。
まずは形からと、不要品の片付けから取りかかってみた。
片づけてみると、案外、手放した後は未練が残らないことに気づいた。
思い出の品は、過ぎ去った過去の栄光や幸福にすがるだけのもの。
数々の日常品のストックは切らしてしまったら困るといった心配のため。
殆どが心の不安や隙間を埋めるためにそばに置いていたものばかり。
新聞を見ていたとき、「○○をやめる」といったテーマの本を見かけた。確か、普段やりがちな行動パターンなどをやめると楽に生きられる、といった内容だったかと思う。
こだわっていた習慣、これがないと困る、といった思い込みの行動パターンを勇気を持ってやめてみる。
試しにやってみれば、なるほど!
それでとても心が軽くなるものだ。素晴らしい知恵だと思った。
例えば、日頃、天使が常々伝えてくるように、先のことや考えてもわからないことをクヨクヨと思い巡らせる癖を一切やめてみる。
この「習慣」を守らなければというのも単なる思い込みの恐れから来るだけだったりする。
とにかく、心がギュッと縮こまる思い、思考が始まったら、やめてみる。
なぜなら、良きもの、豊さはリラックスして安定した心に反応して引き寄せられてくるのだから。
であれば、単純に、
心の中をゼロに近い状態、何も入っていない状態にしておけば、良いのではないか…?
例え、目の前の現実がどうであれ。
実際の目の前の荷物が片付け切れてないとしても。
心は「空」のニュートラルな状態。
まず先に心が楽になれば、現実の良き結果がついてくる。
心のエネルギーを奪う思考パターンを片づけると、心が軽くなって、何かをやってみたいという前向きな気持ちが生まれ、楽しく元気になってくる。
部屋を片づけると、必要なものだけで囲まれているので暮らしやすくなる。
○○を手放す
○○をやめる
皮肉にも何かを得たい、と取り込んでいた物、習慣は逆にエネルギーを奪っていた。
手放すのは、一瞬不安なものである。
だが、逆に手放したほうが、より豊かなものを得られるという宇宙の法則なのだろう。
荷物を減らしたら、心と身体が軽くなった。
背筋がピンと伸びた。
新しい、今までとは違う自分になれそうだ。
いさぎよさは快適さと豊さへの道だ。
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