幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

秋の気配

秋が深まってきた


四季はあっという間に移り変わる


それぞれの季節にそれぞれの美しい色合いがある


冷たい、澄んだ空気の冬がおわり

草花が息吹く春が訪れ

華やいだ短い夏がおわり

今年もまたこの季節を迎える


ある人を探し続けたまま、季節はあっという間に巡ってしまった


秋は辺り一面が赤や黄色、そしてオレンジの色鮮やかな色彩に包まれ、ひときわ美しい


一年の締め括りに美しいハーモニーの錦絵を楽しませてくれて、そして冬へと移っていく


季節は巡る


心ときめいた出逢いのあった季節がまた訪れる


その場所にまた赴いてみる


今はもう

そこにはそのとき出逢った人たちは誰一人いない


そこへ戻ってみたくなって

またその場所に赴いて、静かに目を閉じると


暖かい安らかな空気に包まれ、しばし、まどろむ。


懐かしい、会いたいその人の姿が

目に浮かんだ