幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

孤独を感じる人へ

人は孤独を感じる


自分だけが違うと思うとき


わかってくれる人がいないと感じるとき


そばにいる誰かとわかり合えないとき


取り残されそうなとき


周囲から浮いてしまってるように感じるとき


探し求めているものが見つからないとき


自分だけが

周りとは異次元のところに

取り残されているような気持ち


でも

ほんとうは

あなたは決して孤独でない


その孤独を感じていることには

意味があって


たとえば


辿らなければならない人生の経験の一つだったり


学びであったり


孤独はつらく

安らぐことも

生き抜く力も奪われそうにもなる


だけど

あなたは孤独でない


孤独にはならない


神さまがあなたのことを

ずっと見ているからだ


誰もしらない

あなただけの孤独を

神さまは知っている


あなたがそこを通りすぎるまで


そこから這い上がるまで


そこから脱して

人生を変えていけるときまで


神さまがずっと見守り

そして

あなたを導く


この暗闇は

かならす終わり


あなたは優しい光で包まれるときが来る


あなたの行く手は

あなたが心から望んでいた愛と安らぎの世界へ続いている


あなたは乗り越えられる


だから

いま、そのことを知って


孤独のなかの

一筋の

光のみちしるべにするといい


あなたは

その道しるべを頼りに


この光をたどりながら


かならず

暗闇をくつがえすのだ


じぶんの力で


流れにまかせて

寒くてきびしい冬が

いつの間にか過ぎて

ふたたび心がほぐれるような春が訪れた


春がきて

ポカポカとした陽だまりをながめたり

花が少しずつほころぶのが嬉しい


人々の心も自然に笑顔になる


ずっと春であったらいいのに


桜の花が

蕾からひとつひとつ開いていくさまに

いつ満開になるだろうと

誰もが心を踊らせる


桜はいつもあっという間に散ってしまうものだ


桜はひとときの間に

命いっぱいに花を咲かせて

そして散っていく


ずっと咲いていたらいいのに


わたしたちは

こんなふうに何かが過ぎゆくのを哀しんだりする


ずっとこのままがいいのに


ずっとこうしていたいのに


こうでなければいけない…


辺りは春爛漫で

すべてが次の季節へと動いていくなかで


ふとしたときに

心に憂いを浮かべるときもある


もし

私たちが

桜が散るのを哀しんで

その思いを受けて

桜が咲いたまま

止まってしまったら


次の季節にふたたび咲いていくことはできない


生まれ変わることはできない


止まることは

とどまることは

「次の季節」へと巡ってはいけない


もし

世界中が止まってしまったら

新しいものも何も生まれない


遠い春

何も知らない

幼くて無邪気だった子どもの自分も

いつまでも子どものままではいられない


期待と不安が入り交じった

気持ちで

新しい校舎の門をくぐったあの日や


そのときそのときの春に


震える思いを馳せていた

遠い日の自分は


今、ここに生きている自分ではない


人は

いつも同じではなく

歳を重ねていく


昔に戻りたがったり

変わることを恐れたり


なにかに

執着して

とどめようとすることは

停滞を生む


心に苦しみがうまれる


動いていくものを

止めておこうとすると

淀みが生まれる


自由な風の調べのように

流れる音楽も

もしも

ひとつひとつの音を

止めておこうとしたら

それは音楽ではなくなるように


流れをとめようとしたり

逆らおうとしたり

自分の思い通りにしようとしたり

執着することは

停滞と淀みを生むもの


しがみつかないことだ


去っていく誰かや

流れていく何かを追わないことだ


この春はいまも

一瞬一瞬が過ぎていき

とどまることがない


だからこそ

また新しい季節が

めぐってくることができる


過ぎていき

また

やってくる


流れに沿うこと


流れにのること


すべては

流れにまかせればいい


哀しむことなく


たとえ

孤独を感じても


この流れのなかで

誰ひとりとして

置き去りにされることなどない


嘆かないで


しがみつかないで


追わないで


豊かさや幸せは

形をかえて

いつも自分のもとへ

訪れるのだ


心の重荷を春風にあずけて


かろやかに


流れに沿って


流れにまかせて


うららかな世界へと

自分が生きている世界が

苦しみや不穏でなく

安らぎに満ちて

穏やかであってほしい


道ですれ違う人も

隣同士暮らす人も

みんな穏やかな笑顔を浮かべて


なにも奪い合うことなく

かけひきしたり

憎しみ合うこともなく


恐れることも

疑うこともない世界が

目の前に永遠に広がっていたら


どんなにか

私たちの住む世界は生きやすくなるだろう


一人一人の心が

いつもやわらかく満たされ

穏やかで

安らいでいられる


力で抑えつけられることもなく

疲弊することもなく

病むこともなく

健やかで

軽やかで


そんな世界をこれからつくっていきたい

そんな自分でありたい


私たちは

誰もが幸せになりたい


誰もが

不安ではなく

安らぎを選びたい


そして

活き活きしたエネルギーに満ちながら

毎日を楽しみたい


生きる喜びを感じたい


そのことが出来ることに感謝しながら

天の恵みをいただく


何にも奪われることのない

穏やかな幸せを手に入れたいのだ


今まで生きてきたなかで

忘れかけていたり

後回しにしたり

蓋をして閉じ込めて

置き去りにしてきた

大切なものを取り戻したい


それが何なのかを

思い出したい


だからそのために


まずは

自分に目を向けることから始めていくのだ


「外」に向けていた目を

自分に向けていく


「外」ばかり気にしていた意識を

「内」すなわち自分に向けて

気を配り、大切にしていく


それは

身体によい食べ物を食べることだったり

休息を十分にとることだったり

辛いことを自分に強いることをやめることだったり

自分が喜ぶことをたくさんすることだったり

自分に無理をさせないことだったり

自分の心と身体に嘘をつかないことだったり


いま、自分にできる小さなことから

少しずつ少しずつ変えていくこと


そちら側へシフトしていくこと


ほかの何か、誰かに向けていた外への意識から

自分自身の真ん中に

意識を向け直すこと


自分を信じること


どんな自分もゆるすこと


自分を否定したり

自分に厳しくしたり

自分を犠牲にして何かに隷属することから

自分自身にやさしく寄り添う生き方へとシフトしていくことが


安らぎに満ちた世界をつくるための

初めの一歩なのだ


私たち一人一人ができる

初めの一歩


その一歩を

これから始めていこう


自分自身をいたわり

大切にすることへ

すべてをシフトしていこう


私たち一人一人が

自分自身の心と身体をすこやかに整えることが出来たなら

世界全体が整うのだ


幸せで

住みよい世界をつくるために


穏やかで安らいだ

幸せの輪を広げていくために


私たちが

ささやかに

小さな自分自身を満たしていけば

それらが集まって

柔らかな光に満ちた世界が出来上がる


私たちが今

根本から自分自身を見直し

すこやかに変わっていくことは

神さまから応援されている


それはまるで


今うららかに降り注ぐ

優しくて強い

春の陽射しのよう