幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

完璧主義は正しいか?

完璧主義はひとを縛る


よかれと思っての「完璧主義」


よりよくありたい、という強い願いに突き動かされる完璧主義は

一見、ものごとをより良く成し遂げるうえで欠かせない考え方のように思えるが


じつは足を引っ張るものである


この世界ではバランスを保つことが大切なのだ


良くありたいことにこだわりすぎてしまうと身動きがとれない

ひとつのことにこだわりすぎると、いろいろなことをバランスよくこなせなくなるから

日々の生活のなかで、行動が片寄ってしまう。

自由をうばう

人間らしいのびやかさを失う

やってもやっても充足感が得られない

ものごとにいつもNoと言っている


たとえば

やらなければならないこと

それを完璧にこなそうとして

心を縛って

まだやれてない、まだ完全じゃない、と常に自分を追い込んでしまうことは完璧主義者にとってやりがちなこと。


完璧じゃないと自分はいけない

完璧じゃないと自分は評価に値しない

そんな思いに縛られ続けるのだ

完全さに到達することなど、完璧主義者にとっては、なかなかありえないことだから

いつもなにかしら欲求不満を感じてしまう

いつもなにかに追いかけられてるかんじで、心が安定しないだろう

いつもなんらかの不足感を抱えている


こんなにあくせくして、なんのために生きているのだろう


完璧主義に疲れるとそんなふうに思う


完璧主義を追い求めて、それを手にしたと感じたことは一度もないのに、なぜやめられないのだろう。


人生は完璧主義という義務をマスターすることのためにあるものじゃない

それを追及し過ぎるのは苦役だ


人間らしいのびやかさ

人間らしい自由さ

肩の力を抜いた

自然体な

そんな生き方こそ

いま、ひとには必要で、この世でめざすべき「完璧主義」ではなかろうか


そして、義務を果たすことの一方で

楽しみを持ち、自分自身を喜びで満たすことも人にとって必要不可欠だ


その心のバランスが、ものごとをスムーズに成就させることにつながる


長い歩みのなかでは

どこまで歩いたら、ゴールが見えるのだろう

と思い、道のりの遠さに歩くのをやめたくなることもある


そんなときはこう思えばいい


『いま、この時点で自分は完璧だ。この段階において完璧であり、ベストを尽くしている』


こう思って安心しよう。


ものごとの「現時点でのやり過ぎ」にストップをかける


ゴールが遠いからといって

片付けるべきことが山積してるからといって

がむしゃらに歩き続けるだけでは疲れ果て、ますますゴールが遠くなる


歩いては休み、歩いては休み


それでいい


立ち止まることもゴールを目指すうえで大切な通過点。

途切れ途切れの歩みであっても、ゴールに到達するための大切な数歩なのだ。


『立ち止まってるようでも、進んでいるんですよ』


天使はそう言った。