幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

光に向かって

変わっていこうとするとき

気持ちがアップダウンを繰り返す

いつでも絶好調…とはいえない

何があっても前向きな姿勢を保ち続けるのは難しい


進んでは立ち止まり、進んでは引き戻され


前向きに行こうと決めて、一歩一歩進みはじめて、でも些細なことで気持ちがまた挫けたり


気持ちが挫けると、今まで少しずつ進んできたことも大したことのないように思えて


自ら積み木くずしをする


自分のこれまでの足取りが泡のように消えて

すぐにブルーな気持ちの住人に戻ってしまう


『どうして?』

『あなたがこれまで一つ一つ達成してきたことには目を向けないの?』


天使はそう言う


いまは良くなっていく変化の道の途中


すべての景色が一瞬にして一新するわけではない

わかっていても

まだまだ、たくさんのことを達成できないでいることに捕らわれて、すぐに気持ちがブルーになってしまう


この桜の咲く時期、自分はいつもそうだった


周りは華やいでいるのに、自分はそういう空気になれていない

自分だけが取り残された感じでいて

ブルーな自分になっていることが嫌で

ますます、そんな空気から抜け出せない


桜が咲き、人々が楽しげに語らいながら歩いている

なのに、自分はまたそのムードから少し外れぎみ。


天使が指摘するように

そういうときは、自分は決まって否定的なことばかりに目をつけて見つめているのだ


『目に映すものは自分で選択できる』


天使の言葉を綴っている本の、その一行が目に飛び込んだ


いつでも大事なことは、自分の気持ちを穏やかに気持ちよくなるように保つことだ

そういう気持ちがすべての始まりであり、幸運と恵みを引き寄せる


私たちの目の前には常にいろいろなものが通り過ぎて、様々な事柄が目に映るものだ

そこから、自分が気持ちよくなること、ワクワクして希望が持てるようなことだけを抽出して見つめることが必要なのだ


目の前に良いことと悪いことの両方が同じくらい並んでいるとき

今までの自分なら、どうしても悪いことの方へ目がいっていた。

それに捕らわれて、どんどん気持ちが塞いでいった。


今度はどうする?


良いことを、あえて選んで見つめてみようか


天使は今の自分に対して、次のようなメッセージを繰り返し示す


『すべてがまだ何も変わっていなくても、いまは辛抱してください。あなたの願いは聞き届けられていると信じて』


『私たち天使は、あなたがしっかりと前向きな展望を持っていられるように助けています。私たちにアイデア、指示、そして、この目標に向かって進む勇気を求めて頼ってください』


そうか


いま、信じ続けることが、信念を持つことが、自分の人生をより良く変化させることにとって欠かせない、ということを学んでいるんだ


いま、そのやり方を試されているのだ


無から生み出す


神様のように、何もないところから自分のプラスのエネルギーを用いて、創造してゆく力が私たち一人一人に備えられている


生まれてきたとき神様にもらってきた同じ「心」


春を告げる花が冬枯れの景色から生まれ、美しく咲くように

世界が明るい色彩を帯びて、変わっていくように


思い出した言葉


『試しなさい』


『使いなさい』


『あなたの持つ力を』


『そして、達成し、自分の力を信頼しなさい』


『あなたのその一歩一歩の足取りが、輝かしいあなたの人生を創り続けている

そんなあなたの人生は、今も、過ぎ去った過去でさえも、そして未来も、いつでも黄金色を讃えている』


『そして、私たちはいつもあなたの味方です』