幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

幸せになって構わない

幸せになりたい

誰もが、いつでもそう願っている

そして、どうすれば、そうなれるか探し続けている

本を読んだり

教えてくれる誰かを探したり

どこか遠くへ旅に出たり


幸せになりたいのに

それを自分に素直に許せないときもある


自分を否定的な目で見ていた習慣が長くて

幸せを手にする資格がないんじゃないかと考えたり

過去に誰かを傷つけて

こんな罪深いことをして幸せになる資格がないと決めつけていたり

幸せに対して頑なに閉ざす心

それでも

幸せを願わない人なんて、どこにもいない

なぜ、そんなに心を押し込めてしまっているのだろう


どうして、こうなったんだろう


苦しさのなかで幸せを遠く感じている


でも、自分が自分のことをどんなふうに決めつけていても、許していなくても

天使はこう言ってくれるのだ


『幸せになり、成功して構わない』


どうしてなんですか?


わからなかった


『自分自身がまず幸せになること』


自分をだめだと思うほど、それを補うために、払拭するために、自分を殺して誰かに尽くすべきだと思っていた

また、自分が幸せになることは誰かを出し抜くことのようにも思えた


「自分が…」という考えが利己的なような気がして


ほんとうは他の誰からも何も奪うことではない

幸せになりたいと思うことに、誰に許しを得なければならないのか


自分自身が幸せになり、心が愛と感謝で満たされれば

何が出来るだろう

そして、何をしようとするだろう


いただいた愛を

いただいた恩を

自分も誰かに返したくなるのではないか


幸せになれば

力が出せるのである


誰かのために力を使いたくなる


最初からそこまで力まなくてもいい

まず幸せになり

心からリラックスする

他人はそういう人を見るだけで、そばにいるだけで

癒やされ、希望を感じるのだ


天使は言う

『あなた自身は何もしなくてもいい

ただ幸せを感じてくつろいでいるだけでもいい。人はそんなあなたを見て安らぎを得るのだ』

『ブラス思考はこの世界への大きな貢献だ』


愛と信頼で満たされているその心が、自然に自分の周りの人たちに向かって流れていき、癒やしの空気をつくる


だから

もし誰かを幸せにしたけば、そうしなければならないと考えているのならば

先に自分が幸せになるべきなのだ


力んだり、気を張る必要はない

ただ素直に、目の前に差し出された豊さのギフトを受け取ればいい

それが自分を含め、全ての人を幸せにすることにつながる


自分が幸せになることの本当の意味は、利己的なことではない


むしろ、周りのひとを幸せにする出発点なのだ