幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

自分を整えること

自分を好きになれずに苦しんでいたときは、いつも自分自身がおろそかになっていた

外見も中身も自分に満足していないから、良くしていこうという気持ちも

どこか無駄なように感じていたものだ


思春期や若い頃、とても恵まれた容姿や能力を持ち、沢山の人に愛されている人がとても羨ましくて

自分はそれとは程遠くて

そういう人を見ているのが辛かった

同性だろうと異性だろうと

優れた人を見ていると、辛かった


劣等感のかたまり


自分は外見も中身もつまらない人間だというレッテルがなかなか拭えなかった


今ならわかるのだが

自分が自分自身をそう思っているものだから

引き寄せの法則が働き

周囲の人たちから、どこか見下されているような扱いを受けることが多々あった

そういう経験が自己否定感をさらに強めていったのである


思春期を過ぎて大人になっても

劣等感と自己否定感は形を変えてつきまとった


「持っていない」自分という劣等感


誰かと比べて〇〇を持っていないとか

経験していないとか

能力や環境、ステータス、持ち物

その時々の年代で移り変わっていく自分の欲しいものが

手に入らずに、いつも渇望していたものだ


自分に与えられているものに満足できなくて

自分の外にばかり、意識を向け、幸せを欲しがっていた自分


自分自身を整えていく喜びも知らずに


いろいろ苦しんで

いろいろ経験して

何が大切なのかわかってきた今の自分

昔の苦しみを手放し

一つ一つ自分自身を整えていく喜びを知り始めた


与えられているものに、不満ばかりためていても

この与えられた人生を楽しむことはできない


そんななんの得にもならない考え方は

今すぐ、かなぐり捨てよう


自分の身体を喜ばせること

自分の心を喜ばせること

そうしたことを一つ一つ丁寧にやっていこう

自分への贈り物として

自分にささやかな喜びを届ける


身体に優しい食べ物を口にしたり

1日のはじめ、朝陽を浴びて、生まれたての新鮮な空気を吸い込んだり

自然のなかを歩き、大地と木々の放つエネルギーを取り込み

美しいもので心を満たす

手を動かし、なにかを創る

身体を動かし、足を使い

生まれるエネルギーと熱を循環させる

自分自身を

完璧でなくてよいから

丁寧に整えていく


自分自身を慈しむ


そうやって、わたしは

本来のわたしに帰っていくのだ


喜びに満ちたわたしに