幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

「生きる」ということ

谷川俊太郎の「生きる」という詩


この詩の冒頭の一節がテレビCMから流れたのを耳にしたとき

電撃に打たれたように聞き入った


小学生だったころ

あの頃に、教科書に載っていたのはこの詩だ


あのときの心に響いた思いが再び甦った


あの時も、この詩は私の心に何か煌めくような魅力、情景を投げかけてきたのだ


心に訴えかけてくる詩

心打つ言葉は、いつ耳にしても深く心に染みわたる

どれだけ時を刻んだとしても


生きる


いきいきと自分をいかして生きること

それをずっとしばらく忘れていた


だから、何年もの時を経てこの詩を耳にしたとき

大切な感覚を思い出したのだ


生きることは様々なものを生む


この詩に描かれているように

様々な情景

様々な思い

様々な経験

様々なものが自分のなかを通りすぎていき、なにかを残していくのだ


良いことも嫌なことも

嬉しいことも悲しいことも

その全てが生きることだと

この詩は語っているようだ


『…いま生きているということ、それはプラネタリウム

それはヨハンシュトラウス…すべての美しいものに出会うこと』


それぞれが人生のなかで様々なものに出会い

心を揺さぶられること

心を熱くすること


『人は愛するということ、あなたの手のぬくみ、いのちということ』


この世界には、暖かな愛が、揺るぎなくあることを知ること


苦しいことばかり続いて、なぜ生きるのだろうと感じていた

なんのために

そして、この歩みはどこに向かっていってるのか


先が見えず

道をどこで間違えたのだろうかと自分に聞いてみたり

引き返そうにも遠くまでたどり着いてしまっていて

どこで方角を間違えたのだろうと悔やむ日々


そんなものも全てが生きている証


生きることで、様々な「旅」をして

意気揚々と道を進み、人生を謳歌することも

立ち止まり、うずくまり、後戻りしているような経験も

ただ、のちにたどり着く、大きな「真実」を知るためにあるのだと思う


だから

私の道はいつ、いかなるときも

間違ってはいなかったのだ