幸せへの扉

繰り返し目にする数字パターン。これはいったい何を意味するのだろう。それが自分を導くエンジェルナンバーの存在に気づくきっかけだった。
その数字の意味を調べはじめたら、それは全てが今の自分へのメッセージだった。天使は少し前を歩きながら、道を示す。迷いそうになったら諭し、寂しくなったら愛のこもった言葉で励ます。始めからずっとそばにいてくれたのだ。すべての人のそばに。

雨ニモ負ケズ

『あらゆることを自分を勘定に入れずに』


宮澤賢治の詩、雨ニモ負ケズの一節だ


あらゆる状況で試されることだ


自分のことを勘定に入れないこと


「自分が、自分が」と向きになって主張したり、心配したり、他者からなにかを奪ったり

自分さえよければ人なんて…

そういうふうな気持ちにならないことだ


とても難しいことだが

もしもこのように自然に思えたら

どんなに楽だろう


もしもこんなふうに思えたら

どんな状況に置かれても

怒ることはないだろう


いま、自分はどうだろうか


些細なことで腹をたてる自分

他人を批判する自分

他人にこうしてほしいと要求する自分


自分のことを守りたいがために

恐れているために

必要以上に、周りを責める気持ちになっているかもしれない


〇〇がこうしてくれない

〇〇はこうすべきだ


そんなことを思い続けて

思い通りにならなくて

誰かを責めて

誰かのせいにして

誰かをコントロールしようとしている


『そんなことはできないよ』


天使はずっと教えてくれているのに

意固地になって、自分は傷ついている、被害を被っている、なんて考えたりして

誰かに腹をたてている


誰かのせいにすることは楽だ


誰かを責めて、自分のどうにもならない苛つきをどうにかしてもらおうと思うこと


誰かに気持ちをぶつけても

ちっとも解決にはならない


誰かを責めても、苦しい気持ちは変わらないのだ


それどころか、人のせいにしている自分が腹ただしくて


『自分を勘定に入れない』


自分を犠牲にする、ということではないけれど

自分に執着したり、利己的になって心配したりしない境地とでも言おうか


「自分、自分」と守ることが、実はいつまでも苦しみを引きずることなのだ


「自分」なんて、本当はただのこだわりであり、執着なのだ


天使が教えてくれる通り


私たちは神様のもとで

全てが繋がっていて

そもそも、「自分が」と主張したり、「自分だけ得したい」という考えに囚われることが、行く行くは苦しさに追い込まれることなのだ


「自分」なんて、角度を変えて見れば、こだわらなくてもいいことに気づくかもしれない


あっけらかんと


そんな苦しいこだわりを手放したら、驚くほどあっけなく楽に生きていけることだろう


そんなふうになれるように


でも、いきなりそんな境地になれることは、なかなか難しいから


いつものように

至らない自分を責めてしまう前に


天使が助言してくれるように

心のありかたをすべて天使に預けてお任せしてみようか


まずは、そうしよう


だって

私は変わりたいんだから